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からあげ専門店の原価計算|鶏肉・衣・油・弁当の原価内訳と価格設定

からあげ専門店の原価計算|鶏肉・衣・油・弁当の原価内訳と価格設定の要点を整理。原価・ロス・人件費・手数料を計算式とチェックリストで確認し、価格判断に使えます。

著者 KitchenCost
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更新 2026年9月17日
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目次

からあげは回転が速く、売上が立ちやすい業態だ。一方で、鶏肉の歩留まりと油の吸収、そして弁当の包材が利益を削りやすい。


要点まとめ

鶏肉は歩留まりを反映し、衣は使用量、揚げ油は補充・交換を含む費用を確認します。弁当なら包材だけでなく、ご飯と副菜も別に加えます。材料価格が変わったときに同じ条件で計算し直してください。


からあげ原価がブレる理由

  1. 鶏肉の仕入れ単価が変動する
  2. 衣と油の吸収が人で変わる
  3. 弁当包材が意外に高い
  4. ソースやマヨの無料追加

原価は「鶏肉だけ」では決まりません。


原価計算の基本式

原価率(%) = 原価 / 価格 x 100
目標価格 = 原価 / 目標原価率

まずは1人前の原価を出し、そこから価格を逆算します。


鶏肉の歩留まり計算(例)

仕入れ例(鶏もも 1kg):

  • 仕入れ価格: 780円(例)
  • 可食歩留まり: 85%

歩留まり込みの原価:

780円 ÷ 0.85 = 918円 / kg

1人前 120g の鶏肉原価:

918円 x 0.12 = 110円

1人前の原価内訳(例)

パーツ原価メモ
鶏肉110円120g分
衣(粉・卵)35円吸収分を含む
揚げ油15円吸収+劣化分
ソース20円マヨ・タルタル等
包材(弁当)30円容器・箸・袋
合計210円

この表は鶏肉のおかずと包材の例です。弁当全体を計算する場合は、ご飯・副菜などを加えてください。油15円も配分の仮定であり、実測した吸収量ではありません。


目標から価格を計算する

以下の単価・使用量は計算用の仮定です。食材・油・包材を含む目標比率を自店で30%と選んだ場合を考えます。税込・税抜の基準はそろえてください。

210円 / 0.30 = 700円

700円はこの仮定から求めた価格です。相場や推奨価格ではありません。700円から表の費用210円を引いた490円で、人件費・家賃など残りの費用を負担できるか確認します。


油コストの管理ポイント

  • 揚げ油の交換ルールを固定
  • 補充量・交換時の廃棄量と期間中の提供食数を記録
  • 油の劣化で“捨て原価”が増えることを認識

油は「見えない原価」です。


人件費の現実チェック

人件費を1時間1,500円、1時間に8食を提供するという架空の配分例なら、1食あたり187.50円です。準備・片付けの時間や事業主負担を含める範囲も決めてください。この単価は最低賃金の案内ではありません。適用額と発効日は厚生労働省の一覧で確認します。


価格改定の目安

鶏肉・油・包材の納品価格と使用量が変わったら、1食あたり費用を更新します。消費者物価の総合指数を、そのまま自店の仕入価格や必要な値上げ率には使いません。


よくある質問

Q. むね肉に替えると利益は増えますか?A. 仕入れ価格・歩留まり・使用量・販売価格・販売数を比較します。仕入れ単価が下がるだけでは利益の増加を判断できません。

Q. 量売りは利益に有利ですか?A. 100g単価を固定できるため、原価コントロールがしやすい傾向です。


今すぐやること

  • 鶏肉の歩留まりを計測する
  • 補充・廃棄を含む油の費用を提供食数で配分する
  • 弁当包材のコストを1食ずつ計算する
  • ソース類の追加ルールを決める
  • 月次の原価チェック日を設定する

関連ガイド


レシピの食材原価を更新する

KitchenCostでは材料の購入価格・容量とレシピの使用量を登録し、食材原価を確認できます。材料価格を更新して原価を計算し直し、自店で決めた販売価格と比べます。歩留まりの実測、油の配分、人件費、販売価格の判断は別途行ってください。

KitchenCostのダウンロード案内から対応ストアを確認できます。


よくある質問

からあげの原価率の目安は?

一律の目安では決められません。食材・揚げ油・包材の費用を計算し、人件費や固定費を払う余地を確認します。本文の目標30%は計算例の仮定です。

油の原価はどう計算する?

補充と交換・廃棄を含む一定期間の油の使用費用を、同じ期間の提供食数で割って配分します。フライヤーの油量だけでは吸収量は求められません。

むね肉に変えると利益は増える?

仕入れ価格だけでは決まりません。歩留まり・使用量・販売価格・販売数をそろえて比較し、残る金額を確認します。

今すぐ原価を計算してみましょう

材料の仕入価格と使用量からレシピ原価を計算し、自分で決めた販売価格で粗利率を確認できます。