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飲食店の原価計算エクセルテンプレート無料版(2026): 先に知っておくべき設計と限界

登録不要でダウンロードできる飲食店向け原価計算エクセル。食材の仕入価格を1か所で管理し、メニューごとの食材原価、原価率、売価から食材原価を引いた金額を確認できます。

著者 KitchenCost
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公開 2026年2月14日
·
更新 2026年8月3日
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目次

「まずはエクセルで、1品の原価だけ確認したい」

そのための無料テンプレートです。メール登録やマクロはありません。

無料ダウンロード

飲食店 原価計算テンプレート(.xlsx / 約23KB)を無料ダウンロード

  • 登録不要。 リンクからそのまま保存できます。
  • マクロなし。 VBA、外部ブック参照、入力フォームはありません。
  • サンプルデータ入り。 食材10点と醤油ラーメンの記入例が入っています。
  • Excel 2016以降、Microsoft 365推奨。 新しい関数やアドインは使っていません。
  • バージョン2.0(2026-08-03)。

インターネットから取得したファイルのため、Excelが保護ビューで開き「編集を有効にする」を求める場合があります。

3分で始める

  1. 「食材入力」を自店の内容に置き換える。 食材名、仕入金額、使用可能量、単位を入力します。
  2. 「メニューテンプレート」を同じファイル内でコピーする。 シートタブを右クリックし、「移動またはコピー → コピーを作成する」を選びます。
  3. コピーしたシートにメニューを入力する。 メニュー名、売価、食材、使用量だけを入れます。

黄色いセルが入力欄、灰色と青色のセルが自動計算欄です。入力が足りない場合は0円として処理せず、「入力状態」に確認内容を表示します。

食材名は毎回入力しません。メニューシートの「食材名(選択)」セルをクリックし、食材入力に登録した名前をプルダウンから選びます。選択すると単位と1単位原価が自動で入ります。

シートの中身

シート役割
使い方コピー方法、セルの色、計算範囲、注意事項
食材入力共通で使う食材と仕入価格を登録
メニューテンプレート新しいメニューを作るときにコピーする空の原本
醤油ラーメン例入力方法と計算結果を確認する記入例

空のテンプレートと記入例を分けています。記入例をコピーすると、消し忘れたラーメン食材が別メニューの原価に混ざる可能性があるためです。

入力する項目

食材入力

入力意味
食材名メニューシートのプルダウンに表示される名前
仕入金額その商品を購入した金額
使用可能量全量を使う場合は内容量、下処理ロスがある場合は処理後に残る量
単位g、ml、個、枚、玉など
1単位原価 = 仕入金額 ÷ 使用可能量

歩留まり率を別に入力する必要はありません。下処理ロスがある食材は、処理後に残る量を「使用可能量」に入れます。

メニューシート

入力するのは次の4項目だけです。

  • メニュー名
  • 売価
  • 食材名
  • 使用量

自動で次が表示されます。

  • 食材原価
  • 原価率
  • 売価 - 食材原価
  • 入力状態

「売価 - 食材原価」は純利益ではありません。人件費や家賃などを引く前の金額です。

サンプル計算

初期状態の醤油ラーメンは次の結果になります。

メニュー売価食材原価原価率売価 - 食材原価
醤油ラーメン900円231.39円25.7%668.61円

食材と仕入価格は計算方法を示すための入力例であり、市場平均ではありません。実際の納品書と自店のレシピに置き換えてください。

仕入価格を「食材入力」で変更すると、同じ食材を使うすべてのメニューシートが更新されます。

入力ミスを防ぐ仕組み

  • 仕入金額、使用可能量、売価、使用量は0より大きい数値だけを受け付けます。
  • 食材名の重複を止めます。
  • 仕入情報が不足した食材は1単位原価を空欄にします。
  • 未登録の食材や不正な使用量がある場合、メニュー合計を空欄にして「入力を確認」と表示します。
  • 貼り付けで入力制限を通過しても、数式側でも数値と0以下を再確認します。

ただし、たれ、薬味、調理油などを行ごと入力し忘れた場合は自動で見つけられません。入力した行の不備だけを確認する仕組みです。

単位をそろえる

使用可能量とメニュー使用量は同じ単位にしてください。

1kgをgで使用する場合
使用可能量: 1,000
単位: g
メニュー使用量: 40

使用可能量を「1kg」、メニュー使用量を「40g」の意味で別々に入力しても、このファイルは自動換算しません。

入力できる数

  • 共通食材: 最大50点
  • 1メニュー: 最大20食材
  • メニュー数: 「メニューテンプレート」をコピーしたシート数

メニューシートは必ず同じファイル内でコピーしてください。別ファイルへ移すと、食材一覧や参照式が元ファイルを指す場合があります。

このファイルが扱わないこと

  • 人件費、家賃、水道光熱費、決済手数料、配達手数料
  • 棚卸を使った実際原価率
  • 販売数、売上高、店全体の加重原価率
  • 値引きや廃棄ロスの自動反映
  • 半製品の入れ子計算
  • 複数人の同時編集、変更履歴、仕入価格の自動取得

棚卸を使った実際原価率は、次の式で別に確認してください。

実際売上原価 = 期首棚卸高 + 当月仕入高 - 期末棚卸高
実際原価率 = 実際売上原価 ÷ 売上高 × 100

理論原価との差の見方は業態別 原価率ガイドにまとめています。

エクセル運用で起きやすい問題

単位が混ざる

同じ食材でgとkgが混ざると、結果が1,000倍ずれます。最初に使用単位を決めてください。

空のテンプレートを残さない

原本へ直接入力すると、次のメニューを作るときに既存食材を消し忘れやすくなります。「メニューテンプレート」は空のまま残してください。

複数人が上書きする

別の端末に残った古いファイルで上書きすると、仕入価格や数式が戻ります。更新担当者と保存場所を決めてください。

今週やること

  • テンプレートをダウンロードする
  • 「食材入力」の記入例を自店の食材に置き換える
  • 空の「メニューテンプレート」をコピーする
  • 主力メニュー1品を入力し、「計算完了」になることを確認する
  • 実際の仕入価格を1つ変更し、メニュー原価が更新されることを確認する

まずは1品だけで十分です。全メニューを一度に移す必要はありません。

仕入価格の変更が多い、メニューシートが増えた、複数人で更新したい場合は、KitchenCostも選択肢です。エクセルだけで足りる間は、このテンプレートをそのまま使えます。

参考データ(確認日: 2026-08-03)

よくある質問

テンプレートのダウンロードに登録は必要ですか?

不要です。メールアドレスも会員登録も要りません。この記事のリンクから .xlsx ファイルを直接ダウンロードできます。

マクロは入っていますか?

入っていません。VBAマクロ、外部ブック参照、入力フォームはありません。Excel 2016で使える基本的な数式だけを使用しています。

どのソフトで使えますか?

Excel 2016以降またはMicrosoft 365のデスクトップ版Excelを推奨します。NumbersやGoogleスプレッドシートへの読み込みでは、プルダウンや自動計算が変わる場合があります。

新しいメニューはどう追加しますか?

同じファイル内で「メニューテンプレート」シートをコピーし、コピーしたシートのメニュー名、売価、食材、使用量を入力します。記入例のシートはコピーしません。

いつアプリ移行を検討すべきですか?

複数人で同じファイルを更新する、仕入価格の変更が頻繁にある、メニューシートが増えて確認に時間がかかる場合は移行を検討してください。

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