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弁当屋の原価率の計算方法|500円・800円・1,000円の例

弁当の食材費と容器代を分け、500円・800円・1,000円の仮定で原価率と残額を計算。売れ残りと固定費を含めた月次試算、見直しの手順を紹介します。

著者 KitchenCost
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公開 2026年3月26日
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更新 2026年9月17日
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目次

弁当の原価率を確認するときは、食材費だけの率と、容器なども含む費用率を分けます。食材原価率が同じでも、容器代、売れ残り、販売数によって残る金額は変わります。

以下は計算方法を示す架空例です。価格・原価・販売数・固定費は市場相場や業界平均ではありません。すべて同じ税抜基準でそろえ、実際の運用では自店の数値に置き換えてください。

弁当箱の盛り付け、容器、米、おかず、レシート、計算機が並ぶ弁当店の作業台イメージ

価格帯別に食材費と容器代を分ける

項目500円の例800円の例1,000円の例
販売価格500円800円1,000円
食材費200円304円400円
食材原価率40.0%38.0%40.0%
容器・付属品40円60円80円
食材・容器の合計240円364円480円
売価に対する合計費用の割合48.0%45.5%48.0%
食材・容器を引いた残額260円436円520円
食材原価率 = 食材費 ÷ 販売価格 × 100
食材・容器を引いた残額 = 販売価格 - 食材費 - 容器・付属品費

残額には、人件費、家賃、光熱費、販売手数料などをまだ含めていません。高い価格の例で残額が大きくても、同じ数量を販売できるとは限りません。

500円弁当の200円は何に使うか

1個分の食材費を、使用量と購入単価から集計した仮定です。

項目1個分の食材費
ごはん45円
主菜90円
副菜35円
漬物10円
調味料・油20円
合計200円

ごはんは、炊飯前の米代と炊き上がり量を対応させて1食分を求めます。生の重さと調理後の重さで同じ単価を使わないようにしてください。まとめて作る副菜も、仕込み全体の原価と実際に取れる食数を記録します。

レシピ原価計算機は材料費の確認に使えます。容器や手数料、月の固定費は費用範囲を分けて採算表に加えてください。

1日100食・25営業日の月次試算

1日100個を作り、100個すべてを定価で販売し、月25日営業する仮定です。追加の変動費はなく、月固定費を60万円と置きます。

月次項目計算金額
販売数100個 × 25日2,500個
売上500円 × 2,500個1,250,000円
食材・容器240円 × 2,500個600,000円
固定費を賄うために残る額260円 × 2,500個650,000円
固定費の仮定600,000円
この仮定での差額650,000円 - 600,000円50,000円

60万円は人件費・家賃などをまとめて置いた仮定です。実際には固定部分と販売量に応じて増える部分を分け、店主の報酬、決済手数料、追加人員などを漏らさず入れます。表に入れていない費用や税金まで引いた最終手取りを示すものではありません。

この条件での損益分岐点は 600,000 ÷ 260 = 約2,307.7個 なので、月2,308個が必要です。25日で均等に販売するなら1日約92.3個で、毎日の整数目標は93個になります。実際の販売数・費用が変われば目標も変わります。

固定費と変動費の分け方、損益分岐点の式は日本政策金融公庫の解説で確認できます。

100個作って90個売れた日は別に計算する

食材は100個分使い、容器は販売時に90個分だけ使った仮定です。10個を売れ残りとして廃棄し、値引き販売はしていません。

売上 = 500円 × 90個 = 45,000円
食材費 = 200円 × 100個 = 20,000円
容器費 = 40円 × 90個 = 3,600円
残額 = 45,000円 - 20,000円 - 3,600円 = 21,400円

同じ日が25日続けば残額は535,000円。上の固定費600,000円を引くと65,000円の赤字です。完成時点で容器も100個分使う店なら、容器費は4,000円となり、さらに400円/日少なくなります。

この例では廃棄分を作った数量に含めています。別の「ロス率」を同じ食材費へ重ねて加算しないでください。

見直す項目を一つ選ぶ

記録するもの確認すること
購入単価・使用量値上がりと盛り付け量の変化を分ける
製造数・販売数・廃棄数完売日と売れ残る日の違いを見る
容器・付属品袋・箸・仕切りの数量も数える
値引き・販売手数料表示価格ではなく実際の売上で比較する
仕込み時間材料費削減のために人件費が増えていないかを見る

品数を減らす、仕込みを分ける、容器を変えるといった変更は、一度に全部行わず、自店の記録で効果を確かめます。「これだけで原価率が何ポイント下がる」という共通の数値は置きません。

日々の材料費を更新する

KitchenCostでは材料の購入価格・容量とレシピの使用量を登録し、単価更新後の原価を確認できます。販売価格は自分で決めて比較します。ダウンロード案内で対応ストアを確認してください。月次の固定費や廃棄数は上の採算表で別に管理します。

関連ガイド

計算と出典について

表の入力は本記事の架空例であり、業界平均の引用ではありません。計算方法の参考として上記の日本政策金融公庫の資料を2026-09-17に確認しました。

よくある質問

弁当屋の原価率は何パーセントが適正ですか?

食材費だけの率と、容器・手数料などを含む費用率を分けて判断します。本文の40%などの率を業界平均として使わず、自店の売価、販売数、廃棄、固定費で試算してください。

500円弁当で利益は出ますか?

価格だけでは判断できません。本文の仮定では食材200円・容器40円なら1個260円が残り、月2,500個で65万円です。仮定の月固定費60万円を引くと5万円ですが、未計上の費用があればさらに減ります。

容器代は原価率に入れますか?

食材原価率には食材だけを使い、容器代は別に記録します。採算を見るときは容器、袋、箸など必要な費用を加えます。どの費用を含めた率か、名称と分母をそろえてください。

原価率を下げる方法にはどんなものがありますか?

仕入れ単価、盛り付け量、売れ残り、容器費を分けて記録し、負担の大きい項目から試します。品数や仕込み回数を変えた効果は店によって異なり、決まった改善幅は保証できません。

今すぐ原価を計算してみましょう

材料の仕入価格と使用量からレシピ原価を計算し、自分で決めた販売価格で粗利率を確認できます。