原価計算アプリを選ぶときは、普段使っているメニュー1品で試してみてください。仕入れ価格と使用量を入れ、単価を変えたときに原価が更新されるか、自分で決めた販売価格と比べやすいかを確認します。
無料でダウンロードできても、必要な機能まで無料とは限りません。登録できる件数、バックアップ、同期などの条件は、使い始める前に確認しておくと安心です。

Excelから切り替える前に、今の手間を確かめる
単価を1つ変えるたびに複数の表を直しているなら、更新漏れがないか確認してください。同じ食材を使うレシピに変更が反映されるアプリなら、その転記を減らせます。
ソースや出汁をまとめて仕込み、複数のメニューで使う場合は、仕込み全体の原価と1食分の使用量をつなげられるかも確認します。厨房で数字を見ることが多ければ、手元の端末での操作やオフライン時の使い勝手も試してください。
今のExcelで更新できていて困っていなければ、急いですべてを移す必要はありません。入力にかかる手間と、その後の更新作業を1品で比べてから決められます。
無料で試すときの比較項目
| 確認すること | 試す操作 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 食材単価の更新 | 登録した食材の購入価格を変更する | その食材を使うレシピの原価も変わるか |
| 販売価格との比較 | 自分で決めた販売価格を入力する | 原価との差額や率を確認できるか |
| 仕込み品 | ソースなどをレシピとして作り、別の料理で使う | 仕込み量と使用量に応じた原価になるか |
| 端末での操作 | 実際に使うスマートフォンで入力・確認する | 数量や単位を間違えずに入力できるか |
| 保存と復元 | 保存先とバックアップ手順を確認する | 機種変更や削除の前にデータを残せるか |
| 無料範囲と料金 | ストアとアプリ内の購入画面を確認する | 必要な件数・機能に費用がかかるか |
iPhoneとAndroidの両方に対応していても、データが自動で共有されるとは限りません。複数端末で使う場合は、同期を有効にする条件やアカウントの要否も確認してください。
メニュー1品で計算を確かめる
以下は動作確認のための架空例です。実際の仕入れ価格や業界の標準値ではありません。まずは購入価格と使用量の単位をそろえて計算します。
| 項目 | 入力・計算 | 金額 |
|---|---|---|
| 材料の購入価格・容量 | 1,000gで1,200円 | 1gあたり1.2円 |
| 1食に使う量 | 200g × 1.2円 | 240円 |
| 自分で決めた販売価格 | 600円 | 600円 |
| この材料の原価率 | 240円 ÷ 600円 × 100 | 40% |
| 販売価格からこの材料費を引いた額 | 600円 − 240円 | 360円 |
この例では材料を1つだけ扱っています。360円は最終的な利益ではなく、他の材料費、包材、人件費、家賃、税金などを差し引く前の金額です。実際の原価確認では、使う材料をすべて入力し、税込・税抜の基準もそろえてください。
次に購入価格だけを1,500円に変えます。1gあたり1.5円になり、200gの原価は300円です。販売価格を600円に据え置くと原価率は50%、材料費を引いた額は300円になります。この変化がレシピに反映されるかを見れば、日々の価格更新を試せます。
式を先に確認したい場合は、レシピ原価計算ツールでも試せます。ウェブで入力した内容がアプリへ自動で移るわけではありません。
無料ダウンロードと無料で使える範囲を分ける
アプリを選ぶときは、ダウンロード料金に加えて、利用したい機能の条件を確認してください。登録件数、同期、バックアップなどは、アプリやプランによって扱いが異なります。
KitchenCostは無料でダウンロードでき、アプリ内課金があります。無料で使える件数や有料機能の範囲、最新の料金は、App Store・Google Playとアプリ内の購入画面で確認してください。
複数人での共同編集や店舗ごとの権限管理が必要なら、その機能が提供されているかを個別に確かめてください。有料版があれば必ず対応する、という意味ではありません。
KitchenCostで最初の1品を試す
KitchenCostでは、購入価格と容量から材料単価を求め、レシピの使用量に応じた原価を計算します。仕込み品を別のレシピで使うことにも対応しています。販売価格はお店で決め、その価格と原価を比べて確認します。
- よく作るメニューを1品選び、使う材料の購入価格と容量を登録します。
- レシピに材料と使用量を入れ、単位と出来上がり量を確認します。
- 今の販売価格を入力し、原価と差額を確認します。材料の価格を変更したときの再計算も試します。
すべてのメニューを一度に登録する必要はありません。1品の入力と更新を試してから、同じ材料を使うメニューへ広げていけます。
アカウントやクラウド同期を使わず、端末内の保存とオフラインの原価計算から始められます。複数端末で使うために同期を選ぶ場合や、バックアップ・削除の手順は、日本語サポートとプライバシーポリシーを確認してください。
関連ガイド
機能・料金の確認先(2026-09-17)
- KitchenCost 日本語ページ: 原価計算、材料価格の更新、販売価格の扱い
- KitchenCost 日本語サポート: 仕込み品、バックアップ、同期の案内
- プライバシーポリシー: 保存とデータの取り扱い
- App Store・Google Play: 配布とアプリ内課金の表示。購入条件は各ストアとアプリ内の画面で確認してください。