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ポケボウル専門店の原価管理|サーモン90gで原価率30%は本当か

ポケボウルは『ヘルシーで高単価』に見えるが、魚のグラム管理を怠ると利益が消える。サイズ別の原価設計と価格の決め方を整理。

更新 2026年2月18日
ポケボウル原価計算海鮮価格設定飲食店経営
目次

開店前、仕込み場でサーモンの柵を切り分ける。「今日は少し厚めに切れたな」——その「少し」が、1日の利益を数千円変えているかもしれません。

ポケボウルは「ヘルシーで高単価」を作りやすい業態ですが、魚のグラム数とトッピングの量で利益が簡単に消えます。原価の60〜70%が魚。ここの管理がすべてと言っても過言ではないでしょう。

先に結論

  • 原価の中心は魚量(全体の60〜70%)とトッピング
  • 米量はサイズ別に固定する(S/M/Lで明確に分ける)
  • ソースと薬味もグラムを決めて統一する
  • 価格は「スタンダード / プレミアム」の二段階が安定しやすい

ポケボウルの原価構造

ポケボウル原価 = 魚 + 米 + トッピング + ソース + 包材
原価率 = 原価 ÷ 税抜価格

魚のグラム管理が最重要

サイズ別の目安はこのくらいです。

  • Sサイズ:70〜80g
  • Mサイズ:90〜100g
  • Lサイズ:120g

「少し多め」が1日30食で積み重なると、サーモン90gを100gにしただけで月1万2千円の利益が消えます(10g×4円/g×30食×10日)。量りを使う。それだけで防げるロスです。


原価例:スタンダードポケ(Mサイズ)

仕入れ単価は店ごとに異なります。自店の数字に置き換えてください。

項目目安原価
魚(サーモン)90g360円
170g45円
野菜トッピング60g70円
ソース・薬味1セット25円
包材1セット55円
合計555円

原価率30%を狙うなら:

売価 = 555 ÷ 0.30 = 1,850円

1,800円で売ると原価率は30.8%。まだ許容範囲ですが、魚を10g多く盛ると32%を超えてきます。


価格設計の基本

  • スタンダード:サーモン or マグロの単品(原価率を安定させるベース)
  • プレミアム:2種盛り、アボカド追加(高単価で利益額を確保)
  • 追加トッピングは別料金で回収する(枝豆+100円、いくら+200円など)

トッピングを「盛り放題」にすると、お客さんは高原価の食材を多く取ります。ビュッフェ形式にするなら、魚のグラム数だけは店員が盛るルールにしてください。


テイクアウト・デリバリーの注意点

  • 包材は1注文あたり55円前後の固定費(容器+蓋+袋)
  • ソースは小分け容器で量を固定する
  • デリバリーは手数料(20〜35%)を加味した別価格を設定する

仕入れ価格のチェック方法

魚の単価は週単位で動きます。特にサーモンは為替や漁獲量の影響を受けやすい。東京都中央卸売市場の市況情報を週1回チェックしておくと、仕入れ値の変動に早めに対応できます。

2025年の消費者物価指数では食料が前年比**+6.8%**上昇。価格の見直し頻度を上げる判断材料になるでしょう。


今週やること

  • 魚のグラム基準をサイズ別(S/M/L)に決めて量りで計量する
  • 米量を固定する(Mサイズ=170gなど)
  • ソースと薬味の1食あたり量を測定して統一する
  • トッピングごとの原価を出して、追加価格を設定する
  • 週次で魚の仕入れ単価をチェックするルーティンを作る

関連ガイド


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参考資料

よくある質問

ポケボウルの原価で一番高いのは?

魚です。サーモン90gで約360円、マグロならさらに高くなります。魚だけで原価の60〜70%を占めるので、グラム管理が利益を左右します。

米の量はどれくらいが適正?

Mサイズで170g前後が一般的です。150〜200gの範囲でサイズ別に固定し、目分量をやめるだけで月数万円の差が出ます。

テイクアウトは別価格にした方がいい?

包材が1注文55円前後かかるので、別価格にするか最低注文金額を設定するのがおすすめです。大手チェーンでもテイクアウトは+30〜50円が一般的です。

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