ブログ

出前館お店価格は嘘?対象条件と1注文粗利の確認

出前館のお店価格が「嘘」に見える前に、対象店舗・対象商品・表示条件を整理。店側は1注文粗利を計算し、説明文と採算を同時に確認します。

更新 2026年5月11日
出前館 お店価格デリバリー 価格飲食店 原価計算配達 採算飲食店 経営
目次

「出前館のお店価格って書いてあるのに、店と同じじゃない」

この一言がレビューに入ると、店側は説明にも採算にも追われます。まず確認するのは、対象店舗・対象商品・表示条件です。そのうえで店側は、税抜売上から食材費、包材費、決済・配達関連コスト、追加対応時間を引いた1注文粗利を見ます。

問題は制度名そのものではありません。お客さまが見ている商品が対象なのか、店側がその注文でちゃんと残せているのか、この2つが混ざることです。

出前館のお店価格で注文数は増えても対象外、条件違い、説明ずれにより問い合わせと粗利不明が増える構造

先に結論

  • 対象: 出前館のお店価格について問い合わせ・レビューが増えた飲食店
  • 問題: 表示条件の説明と店側の採算確認が混ざると、不信感も粗利漏れも起きる
  • 計算式: 1注文粗利 = 税抜売上 - 食材費 - 包材費 - 決済/配達関連コスト - 追加対応コスト
  • 例: 税抜1,500円、合計コスト910円なら1注文粗利は590円
  • 今日やること: 対象商品一覧と上位10商品の店頭/アプリ価格を同じ表に並べる
店側の確認見る場所判断
対象店舗か公式案内、管理画面、掲載条件まず自店が対象か確認
対象商品か商品一覧、価格設定全品対象か一部対象か分ける
表示価格店頭価格、アプリ価格説明と表示のズレをなくす
1注文粗利原価表、包材費、決済/配達コスト注文数ではなく残る金額で判断
説明文店頭POP、商品説明、SNS同じ文言に統一

お客さま向けには「嘘か本当か」を長く説明するより、対象条件を短く示すほうが伝わります。 店側では、対象確認と同時に1注文粗利を見てください。

なぜ「嘘」に見えてしまうのか

検索している人は、制度資料を読みたいわけではありません。 自分が見ている注文が本当に対象なのか、店頭とアプリでなぜ違うのかを知りたいだけです。

店側でズレが起きやすいのはこの3つです。

  • 対象店舗だが、一部商品だけ条件が違う
  • 商品更新のタイミングで店頭メニューとアプリ表示がずれる
  • 送料無料やキャンペーンと価格表示が一緒に見えて、条件が伝わらない

出前館は2026年4月1日時点で「お店価格で出前館」の対象店舗が15,000店舗を突破したと発表しています。 全国展開で見られる機会が増えるほど、店側の説明精度も必要になります。

店側が先に計算する数字

注文数が増えたかどうかだけを見ると危険です。 店側が見るべきなのは、店頭注文と配達注文の1件あたり粗利差です。

1注文粗利 = 税抜売上 - 食材費 - 包材費 - 決済/配達関連コスト - 追加対応コスト

例:

項目金額
税抜売上1,500円
食材費-470円
包材費-90円
決済/配達関連コスト-290円
追加対応コスト-60円
1注文粗利590円

この590円を店頭注文の粗利と横に並べます。 差が大きいなら、値上げの前にメニュー構成、対象商品、セット化、オプション導線を見直すほうが安全です。

出前館のお店価格で対象確認、条件確認、1注文粗利の順に確認する流れ

説明文は短くそろえる

現場で一番まずいのは、スタッフごとに説明が違うことです。 長い説明より、同じ文言を同じ場所に置くほうがクレームを減らせます。

店頭POP

「出前館の価格表示は、対象店舗・対象商品・キャンペーン条件により異なります。対象商品は注文画面でご確認ください。」

商品説明欄

「対象商品の価格表示を順次確認しています。最終価格と適用条件は注文画面でご確認ください。」

SNS固定投稿

「出前館の価格表示についてお問い合わせが増えています。対象商品・条件は注文画面に記載しています。店頭とアプリで表示条件が異なる場合があります。」

採算を守るための7日チェック

  1. 対象商品を全品/一部/対象外に分けます。
  2. 上位10商品の店頭価格とアプリ価格を横並びにします。
  3. 上位10商品の食材費と包材費を更新します。
  4. 1注文粗利を店頭注文と配達注文で比較します。
  5. 粗利差が大きい商品だけ、セット化やオプション追加を試します。
  6. 店頭、商品説明、SNSの説明文をそろえます。
  7. 7日後に問い合わせ件数、レビュー文言、対象商品の粗利を見直します。

KitchenCostで管理するなら

KitchenCostにレシピ原価と包材費を入れておくと、店頭販売と配達販売の差を同じ商品単位で見られます。 出前館の表示条件を追いかけるだけでなく、「この商品は配達でも残るのか」を週次で確認できます。

お店価格の問い合わせが増えたときほど、感覚で説明しないことです。 対象確認は短く、採算確認は数字で行います。

関連ガイド

参考データ

確認日: 2026-04-24

制度や対象範囲は更新されます。記事公開後も、自店の管理画面と公式案内を優先して確認してください。

よくある質問

出前館の『お店価格』は嘘なのですか?

まず対象店舗・対象商品・表示条件を確認する必要があります。制度名だけで判断せず、自店の商品が対象か、全品対象か、一部対象かを切り分けてください。

店側が最初に見るべき数字は何ですか?

1注文あたりの粗利です。税抜売上から食材費、包材費、決済/配達関連コスト、追加対応時間を引いて、店頭注文と横並びで比較します。

お客さまへの説明文はどう書けばいいですか?

対象、条件、確認場所を短くそろえるのが安全です。店頭、アプリ商品説明、SNSで違う説明をすると不信感が強くなります。

お店価格に参加すれば必ず利益は増えますか?

注文数が増えても、包材費や追加オペレーションで粗利が薄ければ利益は増えません。参加前後の注文数ではなく、1注文粗利で判断してください。

今すぐ原価を計算してみましょう

材料単価を入力するだけで、レシピ原価・利益率・販売価格を自動計算します。