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カフェラテ1杯の原価140円——利益を食っているのはミルクとカップ

カフェラテのコーヒー豆は1杯30円。でもミルク80円、カップ25円を足すと原価140円になる。ミルクの注ぎ過ぎ、氷量のブレ、シロップの無料提供。カフェドリンクの利益が消える原因と対策。

更新 2026年2月18日
カフェドリンク原価ラテメニュー価格原価計算
目次

カフェの利益はドリンクで作る。これは間違いない。

コーヒー豆は1杯あたり25〜35円。原価率だけ見れば夢のような商品だ。でもラテにした瞬間、ミルクとカップで原価が4倍になる。

エスプレッソ30円 + ミルク80円 + カップ25円 = 135円。ここにシロップやホイップを足すと150円超え。

しかもミルクは目分量で注ぎがちで、1杯10〜20円のブレが出やすい。1日50杯なら月に15,000〜30,000円の差。カフェの利益は「ミルクの精度」で決まる。

先に結論

  • ミルクはml単位で固定する。 目分量だと1杯20〜50mlのブレが出る
  • カップ・フタ・ストローは必ず原価に入れる。 テイクアウトは1杯25〜35円のコスト
  • アイスの氷量を基準化する。 氷が多すぎるとドリンク量が減りクレーム、少なすぎると原価増
  • シロップは有料トッピングにする。 無料提供は原価率を1〜2ポイント押し上げる

ドリンクの原価が崩れる4つの原因

1. ミルクの注ぎ過ぎ

ラテの原価の60%はミルクだ。240mlのつもりが280ml注いでいたら、1杯あたり13円の差。1日50杯で月16,250円。

2. アイスの氷量がバラバラ

氷が少ないとミルクやジュースの量が増えて原価が上がる。氷が多すぎると「薄い」とクレームになる。スクープの回数を固定する。

3. シロップの量が一定でない

バニラシロップ1ポンプ10ml ≒ 5〜8円。「たっぷり」と言われて3ポンプ入れると15〜24円。無料提供していると原価管理が効かなくなる。

4. カップ・フタの原価を入れていない

項目ホット用アイス用
カップ15〜20円18〜25円
フタ5〜8円5〜8円
スリーブ3〜5円
ストロー3〜5円
合計23〜33円26〜38円

テイクアウト比率が50%の店なら、カップ代だけで月に数万円のコストだ。

ドリンク別の原価内訳

12ozカフェラテ(ホット・税抜500円)

項目原価
エスプレッソ2ショット(14g)30円
ミルク240ml80円
カップ+フタ+スリーブ1セット28円
合計138円

原価率:138 ÷ 500 = 27.6%

アイスカフェラテ(16oz・税抜550円)

項目原価
エスプレッソ2ショット30円
ミルク200ml67円
カップの40%5円
カップ+フタ+ストロー1セット33円
合計135円

原価率:135 ÷ 550 = 24.5%

アイスはミルクが少ない分、原価率が低い。ただしカップ代が高いので、その差は小さい。

キャラメルラテ(12oz・税抜580円)

項目原価
エスプレッソ2ショット30円
ミルク220ml73円
キャラメルシロップ2ポンプ(20ml)16円
ホイップクリーム20g15円
カップ+フタ1セット28円
合計162円

原価率:162 ÷ 580 = 27.9%

シロップとホイップで31円追加。でも売価を80円上げられるから、粗利は増える。トッピング系ドリンクは客単価を上げる武器になる。

ミルクの管理方法

ミルクはカフェドリンクの最大コスト。目分量をやめるだけで利益が変わる。

サイズ別のミルク標準量

サイズミルク量ミルク原価(1L 330円の場合)
8oz150ml50円
12oz240ml79円
16oz300ml99円

管理方法

  • 計量ジャグの内側にサイズ別の目盛り線を引く
  • 新人は最初の1週間だけ計量カップで練習する
  • ミルクの在庫と売上杯数を週1回照合して、ロス率を確認する

シロップの値付け

シロップ1ポンプ原価推奨売価粗利
バニラ6円+50円44円
キャラメル8円+50円42円
ヘーゼルナッツ7円+50円43円
チョコレート10円+80円70円

シロップは有料にすべき。 1ポンプ6〜10円の原価で50円もらえるなら、原価率12〜20%。カフェの中で最も利益率が高い商品になる。

今週やること

  • ミルク量をサイズごとにmlで固定する(計量ジャグに目盛り線)
  • アイスドリンクの氷量をスクープ数で統一する
  • シロップを有料トッピングにして、ポンプ数を固定する
  • カップ・フタのサイズ別原価表を作る
  • 週1回、ミルクの仕入れ量と売上杯数を照合する

関連ガイド


ドリンクのレシピを登録すれば、ミルク価格が変わった瞬間に全メニューの原価が更新されます。シロップやカップ代も含めた1杯の原価がひと目でわかる。KitchenCost を使ってみてください。

よくある質問

カフェラテ1杯の原価はどのくらい?

12ozホットラテの場合、エスプレッソ2ショットで30円、ミルク240mlで80円、カップ+フタで25円、合計135〜140円くらいです。売値500円なら原価率28%。ただしミルクを目分量で注いでいると、1杯10〜20円のブレが出ます。

アイスはホットより安くすべき?

必ずしもそうではありません。アイスは氷が入る分ミルクは減りますが、プラカップのほうがホット用カップより高いことが多い。カップ代と氷量を計算してからメニュー価格を決めてください。

ミルクの管理はどうする?

サイズごとにml数を固定して、計量ジャグの目盛りで管理するのがいちばん確実です。8ozなら150ml、12ozなら240ml、16ozなら300mlなど。目分量で注ぐと、1杯あたり20〜50mlのブレが出ます。

シロップは無料で入れても良い?

1ポンプ5〜8円なので、無料にすると原価率が1〜2ポイント上がります。1日50杯のうち30%がシロップ追加なら、月に2,250〜3,600円。有料トッピング(+50円)にすれば利益が増えます。

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