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米価高騰はいつまで続く? 定食屋・弁当屋の原価再計算ガイド(2026)

米の仕入れ単価が上がる局面で、1食あたりの増加コストを5分で再計算。値上げ前にやるべき実務を、現場向けに整理します。

公開 2026年2月14日
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更新 2026年2月18日
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目次

定食屋にとって、米の価格が上がるのは「おかずの食材が値上がりした」のとは次元が違います。

すべてのメニューに影響する。

2025年は「令和の米騒動」と呼ばれるほどの高騰が続きました。でも「米が上がったからすぐ値上げ」ではなく、まず茶碗1杯のコストを正確に把握するところから始めると、判断がぶれません。

先に結論

  • 米はkg管理ではなく「1食何グラム」で管理する。 ここを固定しないと原価がブレ続ける
  • 並盛と大盛の差額を知る。 大盛無料なら、差額分がそのまま利益減
  • 値上げの前にやれることがある。 盛り量の標準化、大盛り条件の見直し、セット構成の変更
  • 米使用量が多いメニューから段階的に改定する。 全品一律は反発を招く

今の米価を数字で見る

農水省の相対取引価格は27,649円/60kg(2025年6月時点)。

米1g単価 = 27,649円 ÷ 60,000g = 0.461円

定食1食あたりの影響

盛付量米原価
並盛 200g92.2円
大盛 300g138.3円
差額46.1円

大盛り無料でやっている定食屋なら、大盛りが出るたびに46円の利益が消えています。

1日20食分が大盛りなら、月25日で23,050円。決して「たかが米」の金額ではありません。

値上げの前にできる3つのこと

  1. 盛り量をグラムで統一する — スタッフによって「大盛り」の量がバラバラな店は多い。計量スプーンや目安容器を決めるだけで、月単位のブレが消える
  2. 大盛り無料をやめる、または条件をつける — 「+50円」「LINE登録で無料」など。いきなりの有料化が難しければ、新規客から変更するのも手
  3. セット構成を見直す — ご飯の量を少し減らして、低原価の副菜(漬物、味噌汁具材の変更)で満足度を維持する

今週やること

  • 全定食のご飯量を実測して、グラムで記録する
  • 並盛と大盛の粗利差を計算する
  • 差額30円を超えるメニューを改定候補にリストアップする
  • 改定する場合の開始日を決めて、店頭とSNSで同時に告知する準備をする

米の価格はコントロールできません。でも、1杯のコストを把握していれば、打てる手は必ずあります。


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参考データ(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

米価が上がったとき、最初に何を直すべきですか?

まずは盛り量をgで固定することです。次に、米使用量が多い上位メニューだけ先に再計算してください。

値上げせずにできることはありますか?

あります。無料大盛りの条件見直し、セット構成の再設計、廃棄削減だけでも粗利は改善します。

原価の更新頻度はどれくらいが適切ですか?

米のような主力食材は週次更新が安全です。月次だけだと反映が遅れやすくなります。

客離れが怖くて価格改定できません

全品一律ではなく、影響が大きいメニューから段階改定する方が受け入れられやすいです。

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