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出前館「お店価格」は嘘? 対象店舗の見分け方と、店が赤字を防ぐ計算

「お店価格なのに高い」と言われたとき、店側はどう説明し、どう採算を守ればいいのか。対象店舗の確認方法と1注文の損益計算をまとめました。

更新 2026年2月18日
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目次

「お店価格って書いてあるのに、なんで店で食べるより高いんですか?」

この質問、最近かなり増えていませんか。 レビューに書かれると厄介ですし、スタッフがその場で答えるのも大変です。

まず前提として、出前館は2026年1月30日のリリースで、 1都3県で「お店価格」対象を6,000店舗以上に広げると発表しています。 ただし、すべての店が同時に同条件ではありません。 ここが誤解の出発点です。

先に結論

  • 「嘘かどうか」より、まず自分の店が対象かどうかを確認するのが先
  • 店側は表示の正しさだけでなく、1注文ごとの粗利(1件ごとの儲け)を毎週チェック
  • 説明文は短くそろえるほど、レビュー炎上や現場トラブルを防げる

なぜ「嘘」に見えてしまうのか

検索候補でも 出前館 お店価格 嘘対象店舗ない が並んでいます。 ユーザーは制度そのものより、「自分が見ている注文が対象なのかどうか」を知りたいわけです。

店側にとって、ここの説明があいまいだと2つの損失が出ます。

  1. お客さまの不信感 → レビュー悪化、リピート減少
  2. 現場の負荷 → 問い合わせ対応で人時が削られる

店が先に見るべき数字

中小企業庁の調査では価格転嫁率が53.5%。 飲食店に限ると帝国データバンクのデータで32.3%です。

要するに、上がったコストの7割近くを店が吸収している状態。 この状態でチャネルごとの採算を見ていないと、 「売れているのに手元に残らない」が静かに進みます。

1注文の採算はこの式で見る

1注文あたり粗利 = 税抜売上 - 食材費 - 包材費 - 決済/配達関連コスト

例えば税抜1,500円の注文なら:

項目金額
食材費470円
包材費80円
決済/配達コスト290円
粗利660円

この660円を、店頭注文の粗利と横に並べてみてください。 差が大きいなら、まず値上げではなくこの3つを先に調整します。

  • 低粗利メニューの露出を下げる
  • セット構成を見直す
  • オプション導線で客単価を上げる

そのまま使える説明文

店頭POP

「出前館の価格表示は、対象店舗・対象商品により表示条件が異なります。詳細は商品ページをご確認ください。」

商品説明欄

「当店は対象商品の価格表示を順次更新しています。内容と価格は注文画面でご確認ください。」

SNS固定投稿

「価格表示についてのお問い合わせが増えています。対象条件をページ内に記載していますので、注文前にご確認ください。」

今日やること

  • 出前館掲載商品を「対象/対象外」で棚卸しする
  • 上位10商品の1注文粗利を計算する
  • 店頭・アプリ・SNSの説明文を同じ文面に統一する
  • 7日後に問い合わせ件数とレビュー文言を確認する

関連ガイド


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参考データ(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

『お店価格』なのに高く見えるのはなぜですか?

対象外の店舗だったり、配達条件が違っているケースが多いです。まず自分の店が対象かどうか確認するのが先です。

店側は最初に何を計算すればいいですか?

1注文あたりの粗利です。売上から食材費・包材費・決済/配達コストを引くだけ。これで赤字注文が見えます。

価格説明は長く書いたほうがいいですか?

逆です。対象・条件・開始日を短く書くほうが伝わります。長い説明は読み飛ばされるだけです。

クレームを減らすコツはありますか?

店頭POP、アプリの商品説明、SNS固定投稿で同じ文言をそろえること。説明がバラバラだと不信感が倍増します。

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