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持ち込み料の決め方|ケーキとワインで利益を守る計算式

持ち込みOKにするなら、『失う粗利+追加作業』を回収できる金額を設定する。ケーキ・ワインそれぞれの計算式とトラブル防止ルールを整理。

更新 2026年2月18日
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目次

お客さんから「誕生日ケーキを持ち込んでいいですか?」と聞かれたとき、どう答えていますか。

「いいですよ」と無料で受けている店は多いですが、それは自店のデザート粗利を丸ごと失っているのと同じです。ワインも同様。ボトル1本の持ち込みで、ドリンク売上1,200円分の粗利が消えます。

持ち込みを受けること自体は悪くありません。問題は「持ち込み料」が曖昧なまま運用していることです。

先に結論

  • 持ち込み料 = 失う粗利 + 追加作業コスト + リスク分
  • ケーキは「カット・盛り付け・皿洗い」のコストを必ず加算する
  • ワインは「グラス・サービス・機会損失」を回収する
  • 事前申告制+ルール提示でトラブルを防ぐ

持ち込み料の基本式

持ち込み料 = 失う粗利 + 追加作業コスト + リスク分

ここを曖昧にすると、常連が増えるほど持ち込みも増え、利益がじわじわ減っていきます。


ケーキ持ち込み料の計算例

  • 失う粗利(自店デザートを頼まなくなる分):1人あたり約350円
  • 追加作業(カット・盛り付け・皿洗い・保管):1人あたり約150円
持ち込み料の目安 = 350 + 150 = 500円/人

「1人500円」or「1ホール3,000円」など、人数に合わせた設計が安定します。10人のパーティーで1ホール無料にすると、粗利が5,000円飛ぶ計算です。


ワイン持ち込み料の計算例

  • 失う粗利(ボトル販売分):1本あたり約1,200円
  • グラス・サービスコスト:1本あたり約300円
持ち込み料の目安 = 1,500円/本

高級ワインを持ち込むお客さんはサービスにも敏感なので、グラスの質やデキャンタ対応で「1,500円の価値がある」と感じてもらう工夫も大事です。


ルールを決めるチェックリスト

  • 事前申告のみOK(当日の持ち込みは受けない)
  • 量の上限を設ける(ケーキ1ホール / ワイン2本まで、など)
  • アレルギー対応は自己責任であることを明示
  • 持ち帰り不可(食品衛生上のリスク回避)

トラブルを防ぐ一言テンプレ

予約時やメニュー・HPに掲載しておくと、当日のやりとりがスムーズになります。

持ち込みは事前申告制で承っております。
ケーキはお一人様500円、ワインは1本1,500円の持ち込み料を頂戴しています。

今週やること

  • 自店デザートの1人あたり粗利を計算する
  • ケーキ持ち込み料(○円/人)を決める
  • ワイン持ち込み料(○円/本)を決める
  • 「事前申告制」をメニュー・予約ページ・電話対応マニュアルに明記する
  • 持ち込みルールのテンプレートを用意し、スタッフに共有する

関連ガイド


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詳しくは KitchenCost をご覧ください。

よくある質問

持ち込み料はいくらが適正?

『失う粗利+追加作業コスト』が基準です。たとえばケーキ持ち込みなら、自店デザートの粗利350円+カット・盛り付け・洗い物150円=500円/人が目安になります。

ケーキ持ち込みは断った方がいい?

デザートが主力メニューの店なら、安易に無料で受けると利益が減ります。ただし『持ち込み料500円/人』のようにルールを明示すれば、記念日需要を取り込みつつ利益も守れます。

ワイン持ち込みはボトル単位?

基本はボトル単位です。1本1,500円前後(失う粗利1,200円+グラス・サービス300円)が目安。グラスの追加提供が増えるほどコストも上がるので、本数に応じた段階料金もありです。

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