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ティラミス専門店の原価管理|マスカルポーネの配合比率が利益を決める

ティラミスの原価はマスカルポーネとカップコストで決まる。仕込み量とコーヒー量の標準化で利益を守る方法を整理。

更新 2026年2月18日
ティラミス原価計算スイーツ価格設定カフェ日本
目次

カフェのショーケースに並ぶティラミス、最近増えましたよね。見た目はシンプルで作りやすそうに見えますが、マスカルポーネとカップコストが地味に重い。

1個380円の原価のうち、マスカルポーネ+生クリームだけで190円。カップ・蓋・スプーンで45円。食材じゃない部分だけで原価の12%を占めています。ここを把握しているかどうかで、利益が変わります。

先に結論

  • 原価の中心はマスカルポーネ + 生クリーム(全体原価の50%)
  • カップサイズと層の厚みを固定する
  • エスプレッソ(コーヒー)の量を計量する
  • テイクアウト用の包材は別途計上する

基本の計算式

ティラミス原価 = クリーム層 + コーヒー層 + 生地 + 包材 + ロス
原価率 = ティラミス原価 ÷ 税抜価格

原価例:カップティラミス(10oz)

自店の仕入れ価格に置き換えてください。

項目原価
マスカルポーネ + 生クリーム190円
砂糖 + 卵30円
エスプレッソ25円
ビスケット/スポンジ50円
ココア + 仕上げ20円
カップ + 蓋 + スプーン45円
ロス見込み20円
合計380円

原価率30%で逆算すると:

380 ÷ 0.30 = 1,267円

1,200〜1,400円が現実的な価格帯です。


原価が崩れるポイント

  • クリーム比率が毎回違う——マスカルポーネと生クリームの配合が感覚頼り
  • コーヒー量が多すぎる——エスプレッソを「たっぷり」染み込ませると15〜30円増
  • 仕込み量が多くて廃棄が出る——ティラミスは日持ちが短い(冷蔵2〜3日)

特に仕込みすぎは致命的です。週末の予想を外すと、月曜に大量廃棄。週次で販売数を予測し、仕込み量を調整する仕組みが必要です。


利益を守るポイント

  • クリーム層はグラム単位で固定する(おたま何杯、ではなくgで管理)
  • カップサイズを統一する(8oz/10oz/12ozが混在すると管理が破綻する)
  • エスプレッソは1食分を計量カップで測る
  • 「大盛り」「増量」は別価格帯として設定する

今週やること

  • クリーム層のグラム基準を決めて計量を徹底する
  • カップサイズを統一する(8oz or 10oz)
  • エスプレッソの1食分量を計量カップで固定する
  • カップ・蓋・スプーンのコストを原価に計上する
  • 仕込み量を見直して廃棄を減らす(販売数の週次予測を始める)

関連ガイド


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Sources

よくある質問

ティラミスで一番高いのは?

マスカルポーネと生クリームです。10ozカップのクリーム層だけで190円前後。マスカルポーネの使用量が10g増えると原価が約15円上がります。

カップサイズはどう決める?

8〜10ozが標準です。サイズを固定しないと充填量がブレて原価が安定しません。容器ごとの原価差(カップ+蓋+スプーンで35〜50円)も考慮して選んでください。

アルコールは原価に入れる?

入れます。マルサラ酒やカルーアなどのリキュールは1杯あたり15〜30円。少量でも月1,000個なら1.5〜3万円になるので、必ず計量して原価に含めてください。

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