スコーンは素朴。でも原価は重い。
バターと生クリームの比率が高く、サイズのブレが利益率に直結します。
先に結論
- スコーンはバター比率が高い商品
- サイズ管理が原価の差を生む
- プレーンとセイボリーは価格を分ける
- 卸価格は別計算で設計する
原価が崩れやすい理由
- バターが主原価
- 手切りでサイズがブレる
- 割れ・欠けが出る
- 具材で原価が跳ねる
原価率の目安
| 種類 | 目安 | ポイント |
|---|---|---|
| プレーン | 22〜30% | サイズ管理が命 |
| プレミアム | 26〜33% | 具材分を上乗せ |
| セイボリー | 28〜35% | チーズ・肉で原価増 |
プライムコストが高い店ほど低めの設定が安全です。
基本計算式
販売可能数 = 焼成数 x (1 - ロス率)
1個原価 = 総原価 / 販売可能数
ロス率 = 欠け + 焼成失敗 + 試食
16個バッチの例
※ 数字は例です。実際の仕入れに置き換えてください。
| 材料 | 量 | 単価 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 小麦粉 | 900g | 0.4円/g | 360円 |
| 砂糖 | 200g | 0.4円/g | 80円 |
| バター | 340g | 2.2円/g | 748円 |
| 生クリーム | 250g | 0.9円/g | 225円 |
| 卵 | 2個 | 30円/個 | 60円 |
| ベーキングパウダー等 | - | - | 30円 |
| 合計 | - | - | 1,503円 |
焼成16個ロス率 6%
販売可能数 = 16 x 0.94 = 15.04
1個原価 = 1,503円 / 15.04 = 約100円
サイズ管理の基準
- 1個の生地重量を決める
- 同じスコップで盛る
- 焼成前に全数チェック
20gのズレでも利益率は大きく変わります。
具材コストの上乗せ
具材原価 = 使用量 x 単価
例:
- ドライフルーツ 15g → 24円
- ナッツ 12g → 30円
- チェダー 20g → 40円
プレーン価格に足さないのが原則。
卸販売の価格設計
卸は量で勝負。だから価格のルールが必要です。
目安:
卸価格 = 1個原価 x 1.8〜2.2
最低利益率を下回る価格はNG。
データメモ (日本)
2025年のCPI「食料」は前年比**+6.8%**。
バターや乳製品は変動が大きいので月次で見直すのが安全です。
出典:
スコーン価格チェックリスト
- 生地重量を固定する
- 具材原価は必ず上乗せする
- 割れロスを記録する
- 卸と小売の価格は分ける
- 乳製品コストを月次で確認
今週やること
- 1個あたりの生地重量を決めて固定する
- 今月の割れロスを記録する
- 具材別の原価表を作成する
- 卸価格が原価の1.8倍以上か確認する
- バター・乳製品の仕入れ価格を確認する
関連ガイド
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