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スコーン専門店の原価ガイド(2026): バター比率とサイズ管理

スコーンの原価計算、バター比率、サイズ管理、卸価格の考え方を具体例で解説。

更新 2026年2月18日
スコーン原価計算価格設定ベーカリー卸販売日本
目次

スコーンは素朴。でも原価は重い。

バターと生クリームの比率が高く、サイズのブレが利益率に直結します。


先に結論

  • スコーンはバター比率が高い商品
  • サイズ管理が原価の差を生む
  • プレーンとセイボリーは価格を分ける
  • 卸価格は別計算で設計する

原価が崩れやすい理由

  1. バターが主原価
  2. 手切りでサイズがブレる
  3. 割れ・欠けが出る
  4. 具材で原価が跳ねる

原価率の目安

種類目安ポイント
プレーン22〜30%サイズ管理が命
プレミアム26〜33%具材分を上乗せ
セイボリー28〜35%チーズ・肉で原価増

プライムコストが高い店ほど低めの設定が安全です。


基本計算式

販売可能数 = 焼成数 x (1 - ロス率)
1個原価 = 総原価 / 販売可能数

ロス率 = 欠け + 焼成失敗 + 試食


16個バッチの例

※ 数字は例です。実際の仕入れに置き換えてください。

材料単価金額
小麦粉900g0.4円/g360円
砂糖200g0.4円/g80円
バター340g2.2円/g748円
生クリーム250g0.9円/g225円
2個30円/個60円
ベーキングパウダー等--30円
合計--1,503円

焼成16個ロス率 6%

販売可能数 = 16 x 0.94 = 15.04
1個原価 = 1,503円 / 15.04 = 約100円

サイズ管理の基準

  • 1個の生地重量を決める
  • 同じスコップで盛る
  • 焼成前に全数チェック

20gのズレでも利益率は大きく変わります。


具材コストの上乗せ

具材原価 = 使用量 x 単価

例:

  • ドライフルーツ 15g → 24円
  • ナッツ 12g → 30円
  • チェダー 20g → 40円

プレーン価格に足さないのが原則。


卸販売の価格設計

卸は量で勝負。だから価格のルールが必要です。

目安:

卸価格 = 1個原価 x 1.8〜2.2

最低利益率を下回る価格はNG。


データメモ (日本)

2025年のCPI「食料」は前年比**+6.8%**。

バターや乳製品は変動が大きいので月次で見直すのが安全です。

出典:


スコーン価格チェックリスト

  • 生地重量を固定する
  • 具材原価は必ず上乗せする
  • 割れロスを記録する
  • 卸と小売の価格は分ける
  • 乳製品コストを月次で確認

今週やること

  • 1個あたりの生地重量を決めて固定する
  • 今月の割れロスを記録する
  • 具材別の原価表を作成する
  • 卸価格が原価の1.8倍以上か確認する
  • バター・乳製品の仕入れ価格を確認する

関連ガイド


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よくある質問

スコーンの原価率目安は?

プレーン22〜30%、プレミアム26〜33%、セイボリーは28〜35%が目安です。

卸販売の価格はどう決める?

原価に対して1.8〜2.2倍の範囲で設定し、最低利益率を確保します。

サイズがバラつくと何が起きる?

1個あたりの原価が上がり、同じ価格でも利益率が下がります。

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