材料は卵、牛乳、砂糖——たった3つ。なのに、プリンの原価は店によって大きく違います。
なぜか? 卵の個数、牛乳と生クリームの比率、カラメルの量。そして意外と重いのが容器コストです。おしゃれなガラス瓶にすると1個50〜80円。プリンの原価133円のうち、容器と蓋とスプーンで25円。食材ではないコストが原価の約19%を占めています。
先に結論
- 原価の中心は卵と乳製品の比率(配合を固定することが最優先)
- 砂糖・カラメルは少額でも積み上がるので計量を標準化する
- 容器・スプーンは必ず原価に含める(見た目重視の容器は要注意)
- サイズ別に価格帯を分けると利益が安定する
基本の計算式
プリン原価 = 卵 + 乳製品 + 砂糖 + バニラ + カラメル + 容器 + ロス
原価率 = プリン原価 ÷ 税抜価格
まず決めるべき基準
- 卵の使用数(個単位で固定する)
- 牛乳と生クリームの比率(コクを出すほど生クリーム比率が上がり、原価も上がる)
- カラメル量(ml)
- 容器コスト(容器+蓋+スプーン+ラベル、1個あたり)
原価例:なめらかプリン(税抜380円想定)
| 項目 | 量 | 原価 |
|---|---|---|
| 卵 | 1個 | 30円 |
| 牛乳 | 120ml | 25円 |
| 生クリーム | 30ml | 35円 |
| 砂糖・バニラ | 1食分 | 10円 |
| カラメル | 1食分 | 8円 |
| 容器・蓋・スプーン | 1式 | 25円 |
| 合計 | 133円 |
原価率35%。税抜380円なら妥当なラインです。
ただし、容器をガラス瓶(80円)に変えると原価188円、原価率49.5%。容器の選択ひとつで利益構造がまるで変わります。
利益を守るポイント
- 卵と乳製品の配合比率を固定する(レシピを明文化して共有)
- 容器変更は原価に直結するので慎重に判断する(見た目のためだけに高い容器を使うと利益が消える)
- 大サイズは「高単価枠」として設計する(同じ容器で量を増やすと原価率が上がるだけ)
- 季節限定フレーバーは原価を先に決めてから味を設計する
コスト環境
2025年の消費者物価指数では食料が前年比**+6.8%**上昇。卵と乳製品は特に変動が大きいので、月次で仕入れ価格をチェックしてください。
今週やること
- 卵と乳製品の配合比率をレシピで固定する
- 容器・蓋・スプーンのコストを原価表に入れる
- サイズ別(S/M/L)の価格帯を設計する
- 季節限定フレーバーは原価を先に計算してから決める
- 月次で卵・乳製品の仕入れ価格を確認する
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出典
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