ブログ

プリン専門店の原価管理|卵1個の差が利益を変える配合設計

プリンの原価は卵と乳製品の比率で決まる。カラメル量、容器コスト、サイズ別の価格設計を整理。

更新 2026年2月18日
プリン原価計算スイーツカフェ価格設定日本
目次

材料は卵、牛乳、砂糖——たった3つ。なのに、プリンの原価は店によって大きく違います。

なぜか? 卵の個数、牛乳と生クリームの比率、カラメルの量。そして意外と重いのが容器コストです。おしゃれなガラス瓶にすると1個50〜80円。プリンの原価133円のうち、容器と蓋とスプーンで25円。食材ではないコストが原価の約19%を占めています。

先に結論

  • 原価の中心は卵と乳製品の比率(配合を固定することが最優先)
  • 砂糖・カラメルは少額でも積み上がるので計量を標準化する
  • 容器・スプーンは必ず原価に含める(見た目重視の容器は要注意)
  • サイズ別に価格帯を分けると利益が安定する

基本の計算式

プリン原価 = 卵 + 乳製品 + 砂糖 + バニラ + カラメル + 容器 + ロス
原価率 = プリン原価 ÷ 税抜価格

まず決めるべき基準

  • 卵の使用数(単位で固定する)
  • 牛乳と生クリームの比率(コクを出すほど生クリーム比率が上がり、原価も上がる)
  • カラメル量(ml)
  • 容器コスト(容器+蓋+スプーン+ラベル、1個あたり)

原価例:なめらかプリン(税抜380円想定)

項目原価
1個30円
牛乳120ml25円
生クリーム30ml35円
砂糖・バニラ1食分10円
カラメル1食分8円
容器・蓋・スプーン1式25円
合計133円

原価率35%。税抜380円なら妥当なラインです。

ただし、容器をガラス瓶(80円)に変えると原価188円、原価率49.5%。容器の選択ひとつで利益構造がまるで変わります。


利益を守るポイント

  1. 卵と乳製品の配合比率を固定する(レシピを明文化して共有)
  2. 容器変更は原価に直結するので慎重に判断する(見た目のためだけに高い容器を使うと利益が消える)
  3. 大サイズは「高単価枠」として設計する(同じ容器で量を増やすと原価率が上がるだけ)
  4. 季節限定フレーバーは原価を先に決めてから味を設計する

コスト環境

2025年の消費者物価指数では食料が前年比**+6.8%**上昇。卵と乳製品は特に変動が大きいので、月次で仕入れ価格をチェックしてください。


今週やること

  • 卵と乳製品の配合比率をレシピで固定する
  • 容器・蓋・スプーンのコストを原価表に入れる
  • サイズ別(S/M/L)の価格帯を設計する
  • 季節限定フレーバーは原価を先に計算してから決める
  • 月次で卵・乳製品の仕入れ価格を確認する

関連ガイド


出典


プリンの原価管理を自動化するなら、KitchenCost を確認してください。

よくある質問

プリンの原価率はどのくらいが目安?

30〜40%が目安です。なめらかプリン(卵1個・牛乳120ml・生クリーム30ml)で原価133円、税抜380円なら原価率35%。高級素材や大サイズは40%寄りになります。

卵を増やすとどれくらい原価が上がる?

卵1個追加で約30円。12個バッチで1個追加すると、プリン1個あたり2.5円。月3,000個で7,500円の差です。卵の使用数は必ず固定してください。

容器コストはどこまで入れる?

容器・蓋・スプーン・ラベルまですべて含めてください。ガラス瓶なら1個50〜80円、プラカップでも20〜30円。容器だけで原価の15〜20%を占めることがあります。

今すぐ原価を計算してみましょう

材料単価を入力するだけで、レシピ原価・利益率・販売価格を自動計算します。