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ヨガスタジオの月会費、1レッスン原価を知ると改定の不安が消える(2026年)

月会費9,800円で月4回参加。1レッスン原価が3,750円だと月15,000円のコスト——この赤字構造に気づいていますか?

更新 2026年2月18日
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目次

月会費9,800円。会員さんは月4回来てくれる。

1レッスンの講師代2,200円、スタジオの固定費按分1,300円、手数料180円、消耗品70円。 合計3,750円。月4回で15,000円。

会費9,800円で、原価15,000円。毎月5,200円の赤字です。 この構造に気づかないまま会員数を増やすと、増えるほど赤字が膨らみます。

先に結論

  • 月会費は「会員1人あたり月間原価」から逆算しないと赤字構造が見えない
  • 1レッスン原価×平均参加回数で月間原価を出す
  • 会費改定だけでなく、プラン設計(回数制限・参加回数の分散)もセットで考える

なぜ今見直すのか

消費者物価指数は前年比**+3.2%(2025年平均、総務省統計局)。 最低賃金は全国加重平均1,121円**で前年から66円上昇(厚生労働省)。

講師の時給を上げないと人材が確保できない。でも会費を上げないと赤字が続く。 この構造を解くには、まず1レッスン原価を正確に知ることです。

使う式は3つ

1レッスン原価 = 講師人件費 + 固定費按分 + 決済手数料 + 消耗品費
会員1人あたり月間原価 = 1レッスン原価 × 平均参加回数
必要月会費 = 月間原価 + 目標利益

数字で見てみる

  • 講師人件費: 2,200円/レッスン
  • 固定費按分: 1,300円
  • 決済手数料: 180円
  • 消耗品費: 70円
  • 平均参加回数: 月4回
  • 現在の月会費: 9,800円
1レッスン原価 = 2,200 + 1,300 + 180 + 70 = 3,750円
月間原価 = 3,750 × 4 = 15,000円
現在の利益 = 9,800 - 15,000 = -5,200円

会費改定だけで15,000円まで引き上げるのは現実的ではありません。 プラン設計(月2回プラン新設、参加上限の設定など)と組み合わせる必要があります。

たとえば月2回プランを7,800円で新設し、月4回プランを12,500円に改定すれば、 4回プランの利益は-2,500円まで改善。2回プランは+450円の黒字になります。

失敗しにくい改定手順

  1. 主力プランの1レッスン原価を出す
  2. 会員の平均参加回数を確認する
  3. 会費改定+プラン設計の組み合わせで案を2つ作る
  4. 2週間ごとに退会率と利益を確認する
  5. 必要なら段階改定にする

ありがちな失敗

  • 講師人件費だけで計算して固定費を無視する
  • 参加回数のばらつきを無視して「平均」だけで判断する
  • 改定後に退会率だけ見て、1人あたり利益を確認しない

今日やること

  • 1レッスン原価を計算する
  • 会員の平均参加回数を出す
  • 月間原価と現在の利益(赤字)を確認する
  • 会費改定+プラン設計の案を2つ作る
  • 2週間後の見直し日を設定する

まとめ

月会費の改定は、相場に合わせるだけでは解決しません。

「1レッスンにいくらかかっているか」「会員は月何回来るか」——この2つを掛け合わせるだけで、今の会費が適正かどうかがわかります。

まず主力プラン1つだけ、今日計算してみてください。

参考(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

月会費は近隣相場だけで決めていいですか?

相場だけだと自スタジオの原価構造に合いません。講師人件費・固定費・手数料を入れた1レッスン原価に平均参加回数を掛けて判断してください。

最初に計算する数字は何ですか?

1レッスン原価(講師人件費+固定費按分+手数料+消耗品)、会員1人あたり月間原価、目標との差分の3つです。

値上げすると退会が増えませんか?

一度に大幅改定すると退会リスクがあります。+500〜1,000円の小幅改定で試して、2週間ごとに退会率を確認するのが安全です。

どれくらいの頻度で見直すべきですか?

月1回が基本。講師の時給改定や家賃更新のタイミングでは必ず再計算してください。

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