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トリミングサロンの値上げ、常連が離れない改定幅の決め方(2026年)

シャンプー剤も消耗品も値上がりしたのに料金は据え置き——1頭あたりの原価から逆算して、安心できる改定幅を決める方法を紹介します。

更新 2026年2月18日
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目次

小型犬のシャンプーカットに1時間。 終わって会計すると4,500円。手元に残るのはいくらか、即答できますか。

シャンプー剤、タオル、ドライヤーの電気代、掃除の時間—— 全部足すと、思った以上に利益が薄いことに気づくかもしれません。

先に結論

  • 料金は近隣相場ではなく「1頭あたり原価」で決めると判断がブレない
  • 原価はシャンプー剤+消耗品+光熱費+作業時間を足すだけ
  • 全メニュー一斉改定ではなく、まず1〜2メニューで試す

なぜ今見直すのか

消費者物価指数は前年比**+3.2%(2025年平均、総務省統計局)。 最低賃金は全国加重平均1,121円**で前年から66円上昇(厚生労働省)。

消耗品と人件費が同時に上がる中で、料金据え置きは実質値下げです。

使う式は3つ

1頭あたり原価 = 薬剤費 + 消耗品費 + 光熱費 + 作業時間コスト
1頭あたり利益 = 現在料金 - 1頭あたり原価
必要料金 = 1頭あたり原価 + 目標利益

数字で見てみる(小型犬シャンプー)

  • 薬剤費: 180円
  • 消耗品費: 120円
  • 光熱費: 90円
  • 作業時間: 60分 / 時間単価: 1,500円
  • 現在料金: 4,500円
作業時間コスト = 1,500 × 1 = 1,500円
1頭あたり原価 = 180 + 120 + 90 + 1,500 = 1,890円
1頭あたり利益 = 4,500 - 1,890 = 2,610円

目標利益を2,900円にしたいなら、必要料金は4,790円。 4,500円→4,800円の改定が現実的なラインです。

1頭あたり290円の改善。月80頭なら月23,200円の利益増になります。

失敗しにくい改定手順

  1. 売上上位3メニューの1頭あたり原価を出す
  2. 現在料金との差分を確認する
  3. +200〜400円の改定案を2つ作る
  4. まず1〜2メニューで2週間テストする
  5. 予約数と利益をセットで確認する

ありがちな失敗

  • 薬剤費だけで決めて、作業時間コストを無視する
  • 全メニュー同時に大幅改定して常連が離れる
  • 改定後に予約数の推移を追わない

今日やること

  • 上位3メニューの1頭あたり原価を計算する
  • 目標利益を決める
  • 改定案を2つ作る(例: +200円 / +300円)
  • テスト対象メニューと開始日を決める
  • 2週間後の見直し日を設定する

まとめ

値上げの不安は「いくらなら大丈夫か」がわからないから生まれます。

1頭あたり原価を出せば、根拠のある改定幅が見える。 まず3メニューだけ、今日計算してみてください。

参考(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

トリミング料金は相場で決めれば大丈夫ですか?

相場だけだと自店の原価構造に合いません。シャンプー剤・消耗品・光熱費・作業時間を入れた1頭あたり原価で決める方が赤字を防げます。

最初に計算する数字は何ですか?

1頭あたり原価(薬剤+消耗品+光熱費+作業時間)、1頭あたり利益、目標との差分の3つです。

値上げすると予約が減りませんか?

大幅な一斉改定は影響が出ます。まず1〜2メニューを+200〜300円で試して、2週間の予約数変化を見るのが安全です。

どれくらいの頻度で見直すべきですか?

月1回が基本。消耗品の仕入れ値が変わったタイミングでは2週間に1回チェックしてください。

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