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店頭とデリバリー、同じ値段にすべき? 使い分けの判断基準

「なんで配達だけ高いの?」に答えるために。注文1件の粗利で判断する方法と、短い説明テンプレを紹介します。

更新 2026年2月18日
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目次

「なんで配達だけ高いの?」

Yahoo!知恵袋でもこの質問は何度も出ています。 でも問題は値段そのものより、説明がないことです。

先に結論

  • 同価格か別価格かは、先に採算計算してから決める
  • 判断は「契約手数料」ではなく注文1件ごとの粗利で行う
  • 説明文は1〜2行で十分

いまの背景

  • キャッシュレス決済比率: 42.8%(経済産業省、2024年)
  • 出前館は「お店価格」方針を打ち出して対象店舗を拡大中

同価格運用の流れはありますが、全店で同じ採算になるわけではありません。 自店の数字で判断する必要があります。

判断式はこの1つ

注文粗利 = 売価 - (食材費 + 包材費 + 決済手数料 + 配達手数料 + クーポン負担)

この数字が薄すぎる商品は、構成か価格の見直し候補です。

実例

売価980円の商品を配達した場合:

項目金額
食材費400円
包材費90円
決済手数料20円
配達手数料210円
クーポン負担40円
注文粗利220円

同じ980円でも、店頭で売れば粗利480円、配達だと220円。 この差を知らずに「同じ値段でいいか」と決めるのは危険です。

使い分けの基準

分類条件対応
同価格配達でも粗利が十分残るそのまま
構成変更同価格だと粗利が薄いセット化で補う
別価格配達コストが重すぎる配達価格を別設定

説明テンプレ(そのまま使える)

配達価格が違う場合: 「表示価格は税込です。デリバリーは容器・配送関連コストを含むため、店頭価格と異なる場合があります。」

同価格の場合: 「店頭価格と同額で提供しています。配達品質維持のため一部商品の構成を調整しています。」

今週やること

  • 上位10商品の注文粗利を計算する
  • 赤字注文の割合を確認する
  • 同価格/構成変更/別価格の3区分を作る
  • 説明文を店頭・アプリ・SNSで統一する

チャネル別の注文粗利を比較するなら、KitchenCostでレシピ原価を出しておくと計算が早いです。

参考(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

店頭価格とデリバリー価格は同じにすべきですか?

店ごとに正解は違います。まず注文1件あたりの変動費を出して、同価格で利益が残るか確認するのが先です。

何を入れて計算すればいいですか?

食材費、包材費、決済手数料、配達手数料、クーポン負担。この5つを入れると実態に近い数字が出ます。

お客さまへの説明は必要ですか?

必要です。短い説明を1行入れるだけで、価格差への不信感をかなり減らせます。

週次で何を見直せばいいですか?

上位商品の注文粗利、赤字注文の割合、クーポン負担額の3つです。

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