「なんで配達だけ高いの?」
Yahoo!知恵袋でもこの質問は何度も出ています。 でも問題は値段そのものより、説明がないことです。
先に結論
- 同価格か別価格かは、先に採算計算してから決める
- 判断は「契約手数料」ではなく注文1件ごとの粗利で行う
- 説明文は1〜2行で十分
いまの背景
- キャッシュレス決済比率: 42.8%(経済産業省、2024年)
- 出前館は「お店価格」方針を打ち出して対象店舗を拡大中
同価格運用の流れはありますが、全店で同じ採算になるわけではありません。 自店の数字で判断する必要があります。
判断式はこの1つ
注文粗利 = 売価 - (食材費 + 包材費 + 決済手数料 + 配達手数料 + クーポン負担)
この数字が薄すぎる商品は、構成か価格の見直し候補です。
実例
売価980円の商品を配達した場合:
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 食材費 | 400円 |
| 包材費 | 90円 |
| 決済手数料 | 20円 |
| 配達手数料 | 210円 |
| クーポン負担 | 40円 |
| 注文粗利 | 220円 |
同じ980円でも、店頭で売れば粗利480円、配達だと220円。 この差を知らずに「同じ値段でいいか」と決めるのは危険です。
使い分けの基準
| 分類 | 条件 | 対応 |
|---|---|---|
| 同価格 | 配達でも粗利が十分残る | そのまま |
| 構成変更 | 同価格だと粗利が薄い | セット化で補う |
| 別価格 | 配達コストが重すぎる | 配達価格を別設定 |
説明テンプレ(そのまま使える)
配達価格が違う場合: 「表示価格は税込です。デリバリーは容器・配送関連コストを含むため、店頭価格と異なる場合があります。」
同価格の場合: 「店頭価格と同額で提供しています。配達品質維持のため一部商品の構成を調整しています。」
今週やること
- 上位10商品の注文粗利を計算する
- 赤字注文の割合を確認する
- 同価格/構成変更/別価格の3区分を作る
- 説明文を店頭・アプリ・SNSで統一する
チャネル別の注文粗利を比較するなら、KitchenCostでレシピ原価を出しておくと計算が早いです。