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飲食店のまかない代、いくら天引きすべき?小さな店の決め方(2026)

まかない代をいくらにするか迷う店向けに、天引き額の決め方をやさしく解説。税務ルールと現場の納得感を両立する実務手順をまとめました。

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目次

「まかない代、結局いくら取ればいいの?」 ここが曖昧だと、あとでスタッフとも税務でも揉めやすいです。

まず結論

  • まかない代は、感覚ではなく 1食原価 から決めます。
  • 基準は「原価の半分前後」を起点にすると、現場が回しやすいです。
  • 月末に 会社負担額 を確認しないと、気づかないうちにリスクが出ます。

いまこのテーマが検索される理由

帝国データバンクの公表では、 2025年の食品値上げは 2万609品目(2025-11-28公表)。

同じく、2025年の飲食店倒産は 900件 で過去最多(2026-01-13公表)。 小さな店ほど「小さい支出の積み上げ」に敏感になります。

検索でも、 Google Suggest に 飲食店 まかない代 いくら が出ます。 Yahoo!知恵袋でも「天引き額」「相場」の質問が繰り返し見られます。

先に押さえるルール(かんたん版)

国税庁の案内では、 次の2つを満たすと、食事を給与課税しない扱いにできる考え方が示されています。

  1. 従業員が食事価額の半分以上を負担する
  2. 会社負担が月3,500円以下(税抜ベース)

給与課税 は、 食事分を「給料と同じもの」として税金計算する扱いです。

難しく見えますが、 毎月3つに分けて見れば整理できます。

  • 1食原価
  • 従業員負担(天引き)
  • 会社負担

天引き額の決め方(3ステップ)

1) 1食原価を出す

1食原価 = その日のまかない食材原価 ÷ 食数

ここはざっくりで大丈夫です。 まずは「平均でいくらか」を掴むのが目的です。

2) 天引き額を決める

天引き額(1食)= 1食原価 × 従業員負担率

負担率は、まず50%前後から始めると運用しやすいです。 店の事情で55%や60%にするなら、先に理由を共有してください。

3) 月の会社負担を確認する

月会社負担 = (1食原価 - 天引き額) × 月食数

この数字が膨らむ月は、 食数の増加か天引き額の低さが原因のことが多いです。

具体例

  • 1食原価: 420円
  • 天引き額: 220円
  • 1食あたり会社負担: 200円

月15食のスタッフ

200円 × 15食 = 3,000円

月20食のスタッフ

200円 × 20食 = 4,000円

同じ単価でも、 食数が増えるだけで月額はすぐ変わります。 だから「1食だけ」ではなく「月額」で見ます。

スタッフに伝えるときの短文テンプレ

「まかない代は、 店の原価とみなさんの負担バランスを見て決めています。 毎月、1食原価・本人負担・会社負担を確認して、必要なら見直します。」

長く説明するより、 数字の根拠を短く出す方が納得されやすいです。

今週やること

  • まかないの1食原価を出す
  • 天引き額を「率」で決める(まず50%前後)
  • スタッフごとの月会社負担を一覧化する
  • 月末に1回、金額を見直す

関連ガイド

参考(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

まかない代は、いくら天引きすればいいですか?

まず1食原価を出し、原価の50%前後を基準に決めると運用しやすいです。月次で会社負担額も確認してください。

天引き額を安くしすぎると何が起きますか?

会社負担が増えて、月3,500円ラインを超えやすくなります。超えると給与課税になる可能性があります。

現金で食事代を渡してもいいですか?

原則として給与課税になりやすいので、実務では現金補助より食事提供+天引き管理の方が安全です。

スタッフにどう説明すれば揉めにくいですか?

『1食原価』『本人負担』『会社負担』の3つを毎月見える化して共有すると、納得されやすいです。

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