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飲食店の期間限定メニュー、いつやめる?(2026): 撤退ラインを原価で決める方法

『限定メニューが話題なのに、利益が見えない』小さな飲食店向け。続けるか終了するかを、原価計算で判断する実務手順をやさしく解説します。

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目次

「限定メニュー、SNS反応はいい。でも利益が見えない。」 この状態を放置すると、売れているのに疲れるだけになりやすいです。

先に3行

  • 期間限定メニューは、始める前に「やめる基準」を決めるのが先です。
  • 判断は感覚ではなく、回収と粗利の2つで行います。
  • 14日比較だけでも、続行か終了かはかなり明確になります。

むずかしい言葉を先に

  • 撤退ライン: 続けるか終了するかを決める数値の基準。
  • 回収: 試作費・告知費など、先に使った費用を売上で取り戻すこと。
  • 粗利: 1品売って店に残るお金。

いま、なぜこのテーマが重要か(2026-02-17確認)

  • Google候補で 飲食店 期間限定 利益飲食店 限定メニュー 原価率 が出ます。
  • 飲食店 新メニュー 撤退ライン も候補にあり、終了判断への関心が見えます。
  • Yahoo!知恵袋では 飲食店 期間限定 メニュー 検索で 約226件飲食店 新メニュー 値段 検索で 約60件 のQ&Aが表示されます(2026/1/26の質問あり)。
  • 帝国データバンク公表では、2025年の飲食店倒産は 900件(過去最多)
  • 同調査で、飲食店の価格転嫁率は 32.3%(全業種平均 39.4%)。
  • 2025年の飲食料品値上げは 2万609品目、最低賃金は 1,121円まで上昇。

コストが上がる局面では、 「話題性だけで延長」が赤字を招きやすいです。

限定メニューで失敗しやすい3パターン

1. 回収目標を決めずに開始

試作費や告知費を回収する前に、 値引きや延長をすると利益が残りません。

2. 売価ではなく実売価を見ていない

クーポンや還元があると、 見かけより手元に残る売上は小さくなります。

3. 反応が良いからと惰性で継続

販売数が落ちた後も続けると、 オペ負担だけ残りやすいです。

5分でできる計算

前提:

  • 売価: 980円
  • 値引き・還元平均: 50円
  • 1品原価: 430円
  • 試作・告知の先行費用: 36,000円
実売価 = 980 - 50 = 930円
1品粗利 = 930 - 430 = 500円
必要販売数(回収ライン) = 36,000 ÷ 500 = 72食

14日で56食なら、

回収不足 = 72 - 56 = 16食分

この時点で、 継続条件の見直しが必要です。

続行/終了の判断順

  1. 14日で販売数と粗利を集計する
  2. 回収ラインとの差を確認する
  3. 足りない場合は次の順で調整する
    • 値引き幅を縮小
    • セット構成を変更
    • 提供時間帯を絞る
  4. さらに7日比較し、改善しなければ終了判断

「改善しても届かないなら終了」 この線引きがあると迷いが減ります。

今日やること

  • 先行費用(試作・告知)を合計する
  • 実売価と1品粗利を出す
  • 回収ラインを数で決める
  • 14日の販売実績を記録する
  • 継続条件と終了条件を紙1枚で共有する

まとめ

期間限定メニューは、 始め方より終わらせ方で利益が決まります。

撤退ラインを先に決める。 この1つで、売上と利益のブレを抑えやすくなります。

参考リンク(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

期間限定メニューは、反応が良ければ続けるべきですか?

反応だけでは不十分です。還元・値引き後の粗利で回収できているかを見て判断するのが安全です。

撤退ラインはどう決めればいいですか?

試作費や告知費の回収目標を先に決め、必要販売数を計算して線引きすると迷いにくくなります。

やめるときに売上が落ちるのが怖いです。

急に終了するより、後継メニューを先に案内して切り替える方が失速を防ぎやすいです。

忙しくて細かい管理はできません。

14日だけ販売数と粗利を追う運用から始めれば、現場でも続けやすいです。

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