撮影60分、お客さんが帰った後に始まる編集作業が45分。
お客さんに見えるのは60分だけ。でも自分の時間は105分使っている。 料金に反映しているのは、どっちの時間ですか。
先に結論
- 料金は撮影時間だけでなく「編集時間」まで含めた1枠原価で決める
- 1枠原価は撮影人件費+編集人件費+固定費按分+消耗品+手数料を足すだけ
- 全プラン一斉改定ではなく、1〜2プランで小幅テストが安全
なぜ今見直すのか
消費者物価指数は前年比**+3.2%(2025年平均、総務省統計局)。 最低賃金は全国加重平均1,121円**で前年から66円上昇(厚生労働省)。
人件費も固定費も上がる中で、「見えない編集時間」を無視した料金設計は利益を削り続けます。
使う式は3つ
1枠原価 = 撮影人件費 + 編集人件費 + 固定費按分 + 消耗品費 + 決済手数料
1枠利益 = 1枠料金 - 1枠原価
必要料金 = 1枠原価 + 目標1枠利益
数字で見てみる
- 撮影: 60分 / 編集: 45分
- 時間単価: 1,800円
- 固定費按分: 2,200円/枠
- 消耗品(台紙・データ管理等): 300円
- 決済手数料: 280円
- 現在料金: 12,000円
撮影人件費 = 1,800 × 1 = 1,800円
編集人件費 = 1,800 × 0.75 = 1,350円
1枠原価 = 1,800 + 1,350 + 2,200 + 300 + 280 = 5,930円
1枠利益 = 12,000 - 5,930 = 6,070円
目標を6,500円にするなら、必要料金は12,430円。 12,000円→12,500円の改定が最初の一歩です。
月40枠こなすなら、+500円×40枠で月2万円の利益増。年間24万円の差になります。
失敗しにくい改定手順
- 主力3プランの1枠原価を出す
- 現在料金との差分を確認する
- +500〜800円の改定案を2つ作る
- 1〜2プランで2週間テストする
- 予約数と1枠利益をセットで確認する
ありがちな失敗
- 撮影時間だけで計算して編集時間を無視する
- 全プラン同時に大幅改定して予約が減る
- 改定後に予約数だけ見て、利益を見ていない
今日やること
- 主力3プランの1枠原価を計算する(編集時間含む)
- 目標1枠利益を決める
- 改定案を2つ作る(例: +500円 / +700円)
- テスト対象プランと開始日を決める
- 2週間後の見直し日を設定する
まとめ
フォトスタジオの料金は「お客さんに見える時間」ではなく「自分が使う全時間」で計算してください。
編集45分を原価に入れるだけで、料金の根拠がぐっと明確になります。