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パーソナルジムの料金改定、会員が離れない上げ方(2026年)

トレーナーの時給も家賃も上がった——1枠あたりの原価から逆算して、会員が納得できる改定幅を決める方法を紹介します。

更新 2026年2月18日
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目次

「月8回通ってくれる会員さんが10人。売上は64万円。でも手残りは……」

個人のパーソナルジムで、この計算をしてみたことはありますか。 トレーナーの時給、家賃、決済手数料——全部引くと、思ったほど残らないケースは多いです。

先に結論

  • 料金は近隣相場ではなく「1枠原価」から逆算すると判断がブレない
  • 1枠原価はトレーナー人件費+固定費按分+決済手数料+消耗品を足すだけ
  • 全プラン一斉改定より、新規会員から先に適用or小幅テストが安全

なぜ今見直すのか

消費者物価指数は前年比**+3.2%(2025年平均、総務省統計局)。 最低賃金は全国加重平均1,121円**で前年から66円上昇(厚生労働省)。

トレーナーの給料を上げないと人材が確保できない。でも料金を上げないと利益が出ない。 このジレンマを解くには、まず1枠原価を把握することです。

先に用語をかんたんに

  • 1枠原価: セッション1枠(例: 60分)にかかる全費用
  • 固定費按分(あんぶん): 家賃や光熱費などを1枠あたりに割り振ること
  • 1枠利益: 料金から1枠原価を引いた残り

使う式は3つ

1枠原価 = トレーナー人件費 + 固定費按分 + 決済手数料 + 消耗品費
1枠利益 = 1枠料金 - 1枠原価
必要料金 = 1枠原価 + 目標1枠利益

数字で見てみる

  • セッション: 60分
  • トレーナー時給: 2,000円
  • 固定費按分: 1,200円/枠
  • 決済手数料: 240円/枠
  • 消耗品費: 60円/枠
  • 現在料金: 8,000円
1枠原価 = 2,000 + 1,200 + 240 + 60 = 3,500円
1枠利益 = 8,000 - 3,500 = 4,500円

4,500円の利益。悪くないように見えますが、1日5枠で22日稼働しても月の利益は49.5万円。 ここからジムの維持費や広告費を引くと、手残りはかなり減ります。

目標を1枠5,000円にするなら、必要料金は8,500円。 8,000円→8,500円の改定が最初のステップです。

失敗しにくい改定手順

  1. 主力3プランの1枠原価を出す
  2. 現在料金との差分を確認する
  3. +300〜700円の改定案を2つ作る
  4. 新規会員から適用、または段階改定で試す
  5. 2週間ごとに継続率と利益を確認する

ありがちな失敗

  • トレーナー人件費だけで計算して固定費・手数料を無視する
  • 全プラン同時に大幅改定して退会が急増する
  • 改定後に退会率の推移を追わない

今日やること

  • 主力3プランの1枠原価を計算する
  • 目標1枠利益を決める
  • 改定案を2つ作る(例: +500円 / +700円)
  • 適用方法(新規会員優先 or 段階改定)を決める
  • 2週間後の見直し日を設定する

まとめ

料金改定の判断は「会員がどう思うか」の前に「1枠いくらかかっているか」を知ることから始まります。

原価がわかれば、いくら上げるべきかは数字が教えてくれる。 まず主力3プランだけ、今日計算してみてください。

参考(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

パーソナルジム料金は相場だけで決めていいですか?

相場だけだと自ジムの原価構造に合わない金額になりがちです。トレーナー人件費・固定費・決済手数料まで入れた1枠原価で判断してください。

最初に計算する数字は何ですか?

1枠原価(人件費+固定費按分+決済手数料+消耗品)、1枠利益、目標との差分の3つです。

値上げすると会員が減りませんか?

一度に大幅改定すると退会リスクがあります。新規会員から先に適用するか、+300〜500円の小幅改定で様子を見るのが安全です。

どれくらいの頻度で見直すべきですか?

月1回が基本。トレーナーの時給改定時や家賃更新のタイミングは必ず再計算してください。

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