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値上げ、何円上げればいい? 1品あたりの改定幅を計算で決める方法

「何円上げればいいか分からない」を解消。感覚ではなく1品あたりの追加コストから逆算して、値上げ幅を決める手順を紹介します。

更新 2026年2月18日
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目次

「値上げしなきゃいけないのは分かった。でも、何円上げればいいんだろう。」

この悩み、2026年の小さな店で本当に多いです。 中小企業庁の調査では価格転嫁率は53.5%。上がったコストの半分近くを店が吸収している状態です。

感覚で「とりあえず50円」と決めると、足りなかったり、上げすぎたりします。 1品あたりの追加コストから逆算すれば、根拠のある数字が出せます。

先に結論

  • 値上げ幅は「割合」ではなく1品あたり何円で決める
  • 一律値上げより、原価増加が大きい商品から順番に
  • 1回で終わらせず2段階で実施すると客離れを抑えやすい

なぜ今、何円設計が必要か

  • 2025年の食品値上げ: 20,609品目(帝国データバンク)
  • 2025年の飲食店倒産: 1,002件(過去最多)
  • 価格転嫁率: 飲食業で32.3%

仕入れが細かく上がる年ほど、「なんとなく値上げ」は失敗しやすいです。

値上げ幅はこの2式で決める

1品あたり追加コスト = 月のコスト増加額 ÷ 月の販売数
必要改定幅 = 1品あたり追加コスト ÷ (1 - 目標利益率)

実例

  • 月のコスト増加: 15万円
  • 月の販売数: 5,000食
  • 目標利益率: 10%
1品あたり追加コスト = 150,000 ÷ 5,000 = 30円
必要改定幅 = 30 ÷ (1 - 0.10) = 約33円

この場合、+30〜40円帯で調整するのが実務的です。

失敗しにくい進め方

1) 商品を3つに分ける

分類内容対応
A原価増加が大きい先に改定
B影響が中くらい2段階目で改定
C影響が小さい据え置き検討

2) 1回目はAだけ改定する

全部同時より、反応を見ながら進めるほうが安全です。 「まず5品だけ」で十分。

3) 2週間後に数字を確認する

販売数、客単価、粗利額を見て2回目を決めます。 ここで「意外と客数は変わらなかった」と分かる商品が出てきます。

今週やること

  • 主力5品の追加コストを算出する
  • A/B/Cで優先順位をつける
  • 1回目の改定対象を決める
  • 告知文を3行で準備する
  • 2週間後の確認日を決める

商品ごとの原価がKitchenCostで出せると、追加コストの計算が楽になります。値上げ幅に根拠が出ますよ。

参考(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

値上げ幅はどう計算すればいいですか?

まず1品あたりの追加コストを出して、目標利益率で割り戻します。感覚より数字を先に出すのがポイントです。

一律で全部同じ金額を上げてもいいですか?

一律は反発が出やすいです。原価増加が大きい商品から順番に改定するほうが失敗しにくいです。

何円単位で上げると受け入れられやすいですか?

客単価によりますが、まずは小さい幅で段階的に。2週間ごとに販売数と粗利を確認して次を決める方法が安全です。

値上げ告知は長く書いた方がいいですか?

長文は逆効果です。理由・対象・開始日を短く伝えるほうが読まれます。

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