ワイシャツ220円。1枚あたりの利益を計算したことはありますか。
薬剤22円、光熱費38円、包装資材18円、作業3分で60円。 合計138円のコストがかかっていて、利益は82円。月に1,000枚やっても82,000円です。
先に結論
- 料金は「近所の相場」ではなく「1点原価」から決めると判断がブレない
- 1点原価は薬剤+光熱費+資材+作業時間を足すだけ
- 全品一斉ではなく、まず1〜2品目で小幅テストが安全
なぜ今見直すのか
消費者物価指数は前年比**+3.2%(2025年平均、総務省統計局)。 最低賃金は全国加重平均1,121円**(厚生労働省)。
コストが上がっているのに料金が同じなら、1点ごとの利益は減り続けています。
使う式は3つ
1点原価 = 薬剤費 + 光熱費 + 包装資材費 + 作業時間コスト
1点利益 = 現在料金 - 1点原価
必要料金 = 1点原価 + 目標1点利益
数字で見てみる(ワイシャツ)
- 薬剤費: 22円
- 光熱費: 38円
- 包装資材費: 18円
- 作業時間: 3分 / 時間単価: 1,200円
- 現在料金: 220円
作業時間コスト = 1,200 × (3 ÷ 60) = 60円
1点原価 = 22 + 38 + 18 + 60 = 138円
1点利益 = 220 - 138 = 82円
目標利益を100円にするなら、必要料金は238円。 220円→240円の改定がちょうど目標ラインになります。
失敗しにくい改定手順
- 売上上位3品目の1点原価を出す
- 現在料金との差分を確認する
- +20〜30円刻みで改定案を2つ作る
- まず1〜2品目で先行テストする
- 2週間ごとに件数と利益をチェックする
ありがちな失敗
- 薬剤費だけで料金を決めて、光熱費と作業時間を無視する
- 全品同時に大幅改定して常連客が離れる
- 改定した後、件数の変化を追わない
今日やること
- 上位3品目の1点原価を計算する
- 目標1点利益を決める
- 改定案を2つ作る(例: +20円 / +30円)
- テスト対象品目と開始日を決める
- 2週間後の見直し日を設定する
まとめ
「いくら上げるか」に答えを出すのは、勘ではなく1点原価です。
上位3品目だけでもいいので、今日計算してみてください。 数字が見えると、値上げの恐怖はかなり和らぎます。