「売れ残りは出る。でも、いくら損したか分からない」
弁当店では、この状態が本当に多いです。
検索でも 弁当 食品ロス、弁当 原価計算 が出ています。
いま必要なのは、難しい理論より“毎日続く計算”です。
先に結論
- ロスは「個数」ではなく「金額」で見る
- 1日5分で十分、主力3商品からでOK
- まずロス金額上位1商品だけ直す
用語をやさしく
ロス金額 は、
売れ残って失った原価の合計です。
5分でできる計算式
売れ残り数 = 作成数 - 販売数
ロス金額 = 売れ残り数 × 1個原価
ロス率(%) = ロス金額 ÷ その日の総原価 × 100
まずはこの3つだけで十分です。
かんたん例(唐揚げ弁当)
前提:
- 作成数 80個
- 販売数 68個
- 1個原価 286円
売れ残り数 = 80 - 68 = 12個
ロス金額 = 12 × 286 = 3,432円
これを1か月(25営業日)続けると:
月ロス金額 = 3,432 × 25 = 85,800円
「1日12個くらい」は小さく見えても、
金額にすると重いです。
値引きか廃棄かの判断
値引き判断は、原価が基準です。
値引き後売価 > 1個原価 なら、廃棄より損失が小さい
感覚で決めるより、
この1本で判断した方がブレません。
2026年にロス管理が重要な理由
- 最低賃金の全国加重平均は1,121円
- 飲食店の価格転嫁率は32.3%(全業種平均39.4%)
- 飲食店倒産は900件(2025年)
- 食品値上げ動向は前年同月比**+64.6%**(2025年11月公表)
コスト上昇を価格へ乗せ切れない時期なので、
ロス削減の効果がそのまま利益になります。
今日からの運用ルール
- 閉店時に売れ残り数だけ記録する
- ロス金額上位1商品だけ翌日仕込みを減らす
- 1週間後に同じ式で再確認する
全部同時にやるより、
1商品ずつの方が続きます。
今週やること
- 主力3商品の1個原価を確認
- 1日ロス金額を計算
- 値引き/廃棄の基準を決める
- ロス金額1位の商品を調整
- 翌週、同じ式で比較
まとめ
弁当店の食品ロスは、
「何個余ったか」ではなく「いくら失ったか」で管理すると改善が早くなります。
まずは1日5分、主力3商品から始めてください。