無料で始めたい。これは正しいです。
問題は、無料のまま無理に引っ張って、管理コストが先に限界を迎えるケースです。
実際、検索コンソールでも日本語クエリは「原価計算アプリ」「原価計算 アプリ 無料」に集中しています。
関心は高いのに、導入判断で止まる人が多い状況です。
先に結論
- 初期は無料運用で問題ない
- 境界線は「品目数」「改定頻度」「拠点数」
- 境界線を超えたら、無料継続のほうが高くつく
無料運用が向く店
次に当てはまるなら、まず無料で十分です。
- メニュー20品未満
- 食材単価の更新が月1回以下
- 1店舗運用
- 半製品(タレ・ソース)連動が少ない
この条件なら、管理工数はまだコントロールできます。
有料化を検討すべき境界線
次の3項目のうち2つ以上なら、切り替え検討を推奨します。
- メニュー30品以上
- 主要食材単価の更新が月2回以上
- 複数店舗または複数担当者で運用
理由は単純です。更新漏れコストが、課金額を上回りやすいからです。
ざっくり損失計算
月間見えない損失 =
更新漏れ品目数 × 1品あたり粗利差 × 月販売数
例:
- 更新漏れ 3品
- 1品あたり粗利差 35円
- 月販売 400食
3 × 35 × 400 = 42,000円/月
この規模になると、無料維持のほうが高くつきます。
よくある詰まりポイント
Yahoo知恵袋でも「店舗価格とアプリ価格の差」「手数料負担」が頻繁に質問されています。
背景には、チャネル別原価を同時管理できていない問題があります。
つまり「無料か有料か」より、
更新ミスを減らせる運用かどうか が本質です。
導入の順番(失敗しにくい)
- 売上上位5品だけ登録
- 月1回の更新日に固定
- 2か月運用して更新漏れ件数を記録
- 漏れが続くなら有料機能を検討
この順番なら、感覚ではなくデータで判断できます。
今週やること
- 上位10品の原価更新日を棚卸し
- 直近2か月の更新漏れを数える
- 境界線3条件に当てはまるか確認
- 切り替え判断日をカレンダー固定