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クッキー缶の原価管理|缶代220円を忘れると利益が消える

クッキー缶は缶代と詰め合わせ比率が利益を左右。焼成ロス、乾燥剤、包装まで含めた原価計算と価格設計を整理。

更新 2026年2月18日
クッキー缶原価計算焼菓子ギフト価格設定日本
目次

SNSで人気のクッキー缶。可愛い缶に色とりどりのクッキーが詰まって3,000円——お客さんにとっては「可愛い」の一言ですが、作る側は違います。

缶代220円、中敷き、乾燥剤、シール、包装。クッキーを焼く前に、容器だけで250円かかっているんです。ここを原価に入れていない店は、売れるほど利益が薄くなる構造になっています。

先に結論

  • 原価は「クッキー + 缶 + 包装 + 乾燥剤」のすべてを含める
  • 種類数は3〜5種が管理しやすい(多すぎると仕込みとロスが増える)
  • 缶代は必ず原価に入れる(忘れると30%近く計算がズレる)
  • ギフト価格は詰め合わせ作業の時間も考慮する

基本の計算式

クッキー缶原価 = クッキー合計 + 缶 + 乾燥剤 + 包装 + ロス
原価率 = クッキー缶原価 ÷ 税抜価格

原価例:クッキー缶(6種・300g)

自店の仕入れ価格に置き換えてください。

項目原価
クッキーA(バター系) 90g180円
クッキーB(ココア系) 70g120円
クッキーC(ナッツ系) 60g150円
クッキーD(塩系) 40g80円
缶 + 中敷き220円
乾燥剤 + シール30円
ロス見込み40円
合計820円

原価率28%で逆算すると:

820 ÷ 0.28 = 2,929円

2,980〜3,300円が現実的な価格帯です。


種類数を増やすときの注意

  • 1種類追加 = 仕込み時間とロスが増える(焼成1回分のコスト+端材ロス)
  • 仕入れ品を混ぜると原価は下がるが、「全部手作り」のブランドが崩れる
  • 同じ生地から派生させるのが最も効率的(プレーン→ココア混ぜ→ナッツトッピング)

結論として、6種以上は管理コストが利益を食い始める分岐点です。見栄えが良ければ4〜5種で十分。


詰め合わせ作業のコスト

缶にクッキーを並べる作業、意外と時間がかかります。1缶10〜15分として、時給1,200円なら1缶200〜300円の人件費。これも含めて価格を設計するのが正確な原価計算です。


今週やること

  • 缶・中敷き・乾燥剤・シールのコストを原価表に入れる
  • 現在の種類数で利益が出ているか確認する
  • ロス率(焼成不良+端材)を1週間記録する
  • 詰め合わせ作業の時間を計測して人件費に含める
  • 原価率が30%を超えている缶があれば価格を見直す

関連ガイド


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Sources

よくある質問

クッキー缶で一番高いのは?

缶そのもの(220円前後)とバター系クッキーです。6種300gの缶で、クッキー原価530円+缶・乾燥剤250円+ロス40円=合計820円。缶代を入れ忘れると原価計算が30%近くズレます。

種類が多いと原価が上がる?

はい。種類が増えるほど仕込み回数とロスが増えます。3〜5種が管理しやすく、同じ生地から2〜3種を派生させると効率的です。

ギフト価格はどのくらい上乗せすべき?

包装と詰め合わせ作業の時間を含めて、原価率25〜30%に収まるように設計してください。820円の原価なら2,730〜3,280円が目安です。

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