チーズケーキは単価が高い。でも、原価が崩れるのも早い。
カットサイズのブレ、焼成ロス、トッピングの出し過ぎ。
この3つで利益率は簡単に落ちます。
先に結論
- 原価計算はカット数ベースで行う
- 焼成歩留まりと割れは原価に含める
- トッピングは別原価として管理する
- ホールは小さな割引にとどめる
チーズケーキ原価が崩れる理由
- クリームチーズがコストの中心
- 焼成後の目減りがある
- カットサイズが人で変わる
- トッピングが乗るほど原価が跳ねる
- 持ち帰り資材が地味に高い
原価率の目安
| 商品 | 目安 | コメント |
|---|---|---|
| プレーン | 24〜30% | カットサイズで差が出る |
| プレミアム | 28〜34% | フルーツやソースで上がる |
| ホール | 26〜32% | 労務が少ない分だけ許容 |
プライムコストが高い店ほど低めに設定するのが安全です。
基本の計算式
販売可能カット数 = 焼成カット数 x (1 - ロス率)
1カット原価 = 総原価 / 販売可能カット数
実質原価 = 1カット原価 / (1 - 廃棄率)
ロス率 = 割れ + トリミング + 試食廃棄率 = 期限切れや売れ残り
18cmホールの例
※ 数字は例です。あなたの仕入れに置き換えてください。
| 材料 | 量 | 単価 | 金額 |
|---|---|---|---|
| クリームチーズ | 900g | 2.0円/g | 1,800円 |
| 砂糖 | 200g | 0.4円/g | 80円 |
| 卵 | 4個 | 30円/個 | 120円 |
| サワークリーム | 200g | 1.3円/g | 260円 |
| バター(底) | 80g | 2.0円/g | 160円 |
| ビスケット | 150g | 1.3円/g | 195円 |
| バニラ等 | - | - | 50円 |
| 合計 | - | - | 2,665円 |
焼成12カットロス率 8%
販売可能カット数 = 12 x 0.92 = 11.04
1カット原価 = 2,665円 / 11.04 = 約241円
焼成歩留まりの考え方
- 焼成で縮む
- 割れた部分は廃棄
- 端はトリミング
この分を原価に含めないと利益率は必ずズレます。
トッピング原価は別管理
トッピング原価 = 1カットあたりの使用量 x 単価
例:
- ベリーソース 20g → 40円
- 生クリーム 15g → 18円
- キャラメル 10g → 15円
プレーンと同じ価格は危険です。
ホールとカットの価格差
ホールは手間が少ない。だから小さく割引するのはOK。
目安:
ホール価格 = カット価格 x カット数 x 0.90〜0.94
1割以上の割引は利益率が崩れます。
データメモ (日本)
総務省統計局のCPIでは2025年の「食料」が前年比**+6.8%**。
原価が上がる前提で四半期ごとに価格を見直すのが安全です。
出典:
チーズケーキ価格チェックリスト
- カット重量を決めて固定
- ロス率と廃棄率を分けて管理
- トッピングは別原価で設定
- ホール割引は1割以内
- クリームチーズ価格を月次確認
今週やること
- カットサイズ(g)を決めてスタッフに周知する
- 今月のロス率を計算する(割れ + トリミング + 試食)
- トッピング別の原価表を作成する
- クリームチーズの仕入れ価格を確認する
- ホール価格がカット合計の90%以上か確認する
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