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キャッシュレス手数料は誰が払う? 飲食店の価格設計ガイド(2026)

キャッシュレス比率42.8%時代の飲食店向けに、決済手数料を原価へ反映する方法を解説。価格設定の計算式、メニュー別対応、実務チェック付き。

更新 2026年2月18日
キャッシュレス決済手数料価格設計飲食店原価計算2026
目次

PayPayを導入して客数が増えた。クレカも使えるようにした。売上は伸びている。

なのに、なぜか前より利益が減った気がする。

その「気がする」は正しいかもしれません。キャッシュレス決済の手数料を原価に入れていないと、売上が伸びるほど利益が薄くなるという逆転現象が起きます。

先に結論

  • 手数料は変動費。 売上が増えるほど負担も増える。固定費ではない
  • 1食あたりの手数料を計算するだけで、放置してはいけないメニューがわかる
  • 価格設計は「原価+人件費+手数料+最低利益」で考える
  • 主力商品から順に確認。 全品見直す必要はない

「たった3%」の正体

キャッシュレス決済比率は42.8%(経済産業省、2025年)。つまりお客さんの4割以上がキャッシュレスで払っています。

手数料率は決済方法や契約プランで異なりますが、仮に3.25%で計算してみます。

1食あたりの手数料 = 売価 × キャッシュレス比率 × 手数料率

試算例:

  • 売価:1,000円
  • キャッシュレス比率:42.8%
  • 手数料率:3.25%
  • 1食あたりの手数料:13.9円

「たった14円」に見えますか?

1日200食で2,780円。月25日で69,500円。年間なら約83万円

これを原価に入れずに放置しているのは、年間83万円を見えないまま失っているのと同じです。

手数料を含めた価格設計

必要売価 = (食材費 + 人件費 + 1食手数料) ÷ (1 - 目標利益率)

手数料を含めて価格を設計し直すと、「今の売価で利益が出ているのか」がはっきりします。

主力商品3品だけでも計算してみてください。**「このメニュー、手数料込みで見たら赤字だった」**という発見があるかもしれません。

今週やること

  • 売上トップ10のメニューで、1食あたりの手数料を計算する
  • 手数料込みの粗利額で並べ替えて、利益の薄いメニューを特定する
  • 改定対象を3品に絞る(粗利が最も圧迫されているものから)
  • POSとデリバリーの価格反映日を統一する

「3%くらい、まあいいか」で放置すると、年間の利益に大きな差が出ます。まずは主力メニューの手数料だけ、数字にしてみてください。


メニューごとの原価率と粗利額を一覧で確認するなら。KitchenCost を使ってみてください。

参考データ(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

決済手数料は原価に入れるべきですか?

入れるべきです。放置すると、売上増に比例して利益が削られます。

現金と同じ価格にすべきですか?

同価格でも可能ですが、手数料を吸収できる粗利設計が前提です。メニュー別に確認してください。

手数料は固定費ですか?

実務上は変動費に近いです。注文数と売上が増えると負担も増えます。

まずどこから見直すべきですか?

客数が多い主力メニューからです。1食あたりの手数料影響額を先に把握してください。

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