ブログ

バターサンド専門店の原価管理|バター高騰でも利益を守る配合設計

バターサンドはバターとクリームの比率で原価が大きく動く。単品・ギフトの価格設計と冷蔵ロスの管理方法を整理。

更新 2026年2月18日
バターサンド原価計算焼菓子価格設定カフェ日本
目次

正直に言うと、バターサンドの原価管理は気が重いです。バター価格は過去最高水準で推移していて、主原料のコストが毎月のように動く。でも、だからこそ管理しないと利益が守れません。

バターサンド1個の原価は245円前後。そのうちバタークリームだけで110円を占めます。バターの比率が少し変わるだけで、月の利益が数万円動く業態です。

先に結論

  • 原価の中心はバター + クリーム + クッキー生地
  • サイズと厚みを固定して原価のブレを防ぐ
  • ギフト箱は必ず別価格で設計する(箱・保冷材・手提げで180〜320円かかる)
  • 冷蔵ロスを前提に製造量を調整する

基本の計算式

バターサンド原価 = クッキー生地 + バタークリーム + 具材 + 包材 + ロス
原価率 = バターサンド原価 ÷ 税抜価格

なぜ原価が崩れるのか

  1. バターの計量が甘い——バタークリームの配合が日によって変わる
  2. クリームの仕込み量が多すぎる——余った分が廃棄に
  3. ギフト箱を単品価格で売ってしまう——箱代が丸ごと利益から消える

原価例:バターサンド1個(単品)

自店の仕入れ価格に置き換えてください。

項目原価
クッキー生地60円
バタークリーム110円
具材(チョコ/ナッツ)40円
個包装20円
ロス見込み15円
合計245円

原価率30%で逆算すると:

245 ÷ 0.30 = 817円

単品780〜850円が現実的な価格帯です。


ギフト箱の価格設計

ギフトは「箱」と「保冷」が利益を削ります。必ず別計算で上乗せしてください。

  • 箱 + 緩衝材:120〜200円
  • 保冷材:40〜80円
  • 手提げ:20〜40円

ギフト価格 = 単品価格 × 個数 + 箱コスト。「箱は無料」にすると、ギフト需要が増えるほど利益率が下がります。


冷蔵ロスの管理

バタークリームは日持ちが短い。製造量が販売数を上回ると、そのまま廃棄になります。

  • 週次で廃棄数を記録する
  • 販売予測に基づいて製造量を調整する
  • 予約・取り置きの仕組みで需要を事前に把握する

今週やること

  • バタークリームの配合比率を固定して計量ルールを作る
  • 単品とギフトで価格帯を分けて設定する
  • ギフト箱のコスト(箱・保冷材・手提げ)を原価に含める
  • 先週の冷蔵ロス(廃棄数÷製造数)を確認する
  • バターの最新仕入れ価格で原価を再計算する

関連ガイド


KitchenCostなら、バターやクリームの仕入れ価格が変わるたびに原価が自動で更新されます。

KitchenCost を無料で試してみてください。


Sources

よくある質問

バターサンドで一番原価が重いのは?

バターとクリームです。バタークリームだけで1個110円前後。バター価格が10%上がると、1個あたり11円、月2,000個で2万2千円の差になります。

ギフト箱は別価格にすべき?

はい。箱(120〜200円)、保冷材(40〜80円)、手提げ(20〜40円)で1セット180〜320円かかります。単品価格×個数にこれを上乗せしないと、ギフトが売れるほど利益率が下がります。

冷蔵ロスはどこで出る?

バタークリームは日持ちが短く、製造量と販売予測のズレがそのままロスになります。週次で廃棄数を記録し、製造量を調整する仕組みが必要です。

今すぐ原価を計算してみましょう

材料単価を入力するだけで、レシピ原価・利益率・販売価格を自動計算します。