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米価高騰2026: 定食屋・丼店の原価を守る価格再設計ガイド

米の相対取引価格データを使って、1杯あたり原価を再計算する方法を解説。値上げ判断の目安と実務チェックリスト付き。

公開 2026年2月14日
米価高騰定食屋原価計算値上げ日本
目次

「売上は変わらないのに、月末の残高だけ減る。」

2025年後半から、定食屋と丼店でこの相談が増えています。原因はシンプルで、米コストの上昇分を価格と運用に反映できていないからです。

農林水産省の公表では、2025年5月の相対取引価格は全銘柄平均で60kgあたり27,649円。前年同月比+101.8%でした。

まず押さえるべき数字

  • 60kgあたり27,649円
  • 1kg単価: 460.8円
  • 1g単価: 0.461円

ここまで出せれば、1食原価はすぐ計算できます。

1食あたり米原価の出し方

米原価(1食) = 1g単価 × 提供g数

例: 220g提供なら

0.461円 × 220g = 約101円

前年同月比+101.8%をそのまま当てると、前年は約50円。1食あたり約51円の増加です。

実務インパクト(小型店でも重い)

1日150食、月26日営業の場合:

増加分 51円 × 150食 × 26日 = 198,900円/月

約20万円。これを放置すると、値上げしていないのに利益だけ削れます。

価格改定の判断を3段階で

1段階: 米使用量が大きいメニューだけ先に見直す

丼・定食・大盛り系など、米比率が高い商品から着手します。一律改定より客離れを抑えやすいです。

2段階: セット構成で粗利を作る

米中心メニュー単品で勝負せず、原価率の低い副菜やドリンクを組み合わせて全体粗利を守ります。

3段階: 盛り付けをg管理に切り替える

「茶碗1杯」運用はブレが出ます。220g/250gのように規格化すると、月次で数万円単位の差が止まります。

すぐ使える計算テンプレ

新しい必要売価 =
  (食材原価 + 包材 + 決済関連費 + 米上昇分) ÷ (1 - 目標利益率)

目標利益率を先に固定すると、値上げ幅を感覚で決めずに済みます。

現場で効くチェックリスト

  • 上位5メニューの米使用gを実測
  • 1g単価で米原価を再計算
  • 価格改定候補を米比率順に並べる
  • 大盛り・特盛りの追加料金を再設定
  • 週次で米単価と粗利を確認

参考

よくある質問

米価が上がると、1食あたり原価はどれくらい増えますか?

使用量次第ですが、茶碗1杯(約220g)でも前年差で数十円単位の増加が出るケースがあります。日販食数が多い店ほど影響は大きくなります。

すぐに全メニュー値上げすべきですか?

一律値上げより、米使用量が多い上位メニューから段階的に見直す方が実務的です。

値上げ以外にできることはありますか?

あります。歩留まり改善、盛り付けg管理、セット構成の見直しで吸収できる余地があります。

原価の見直し頻度は?

米のような主原料が動いている時期は、月次ではなく週次確認が安全です。

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