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飲食店の原価率50%は高い?(2026): すぐ見るべき3つの判断

『原価率が50%になって不安』という小さな飲食店向け。危険かどうかを判断する順番と、今日からできる対処法をやさしく解説します。

公開 2026年2月17日
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目次

「原価率が50%になった。これ、もう危ないですか?」 この相談、実際に多いです。

結論から言うと、 50%という数字だけでは判断できません。 見る順番を決めると、迷いが減ります。

先に要点

  • まず「商品単体50%」と「店全体50%」を分けて見ます。
  • 店全体50%が続くなら、早めの修正が必要です。
  • 高原価商品は、やめるより役割を決める方が現実的です。

いま、判断を急ぐべき背景(2026-02-17確認)

  • 帝国データバンク(2026-01-13公表)では、2025年の飲食店倒産は900件
  • 同資料では、飲食店の価格転嫁率は32.3%(全業種平均39.4%)。
  • 厚生労働省の答申では、最低賃金の全国加重平均は1,121円

食材と人件費が同時に上がる時期なので、 「様子見」で遅れると立て直しが重くなりやすいです。

コミュニティで実際に出ている質問

Yahoo!知恵袋でも、

  • 2022-09-14: 「人気ラーメン店の原価率50%は高すぎるか?」
  • 2012-03-01: 「回転寿司の原価率50%は異常か?」
  • 2024-01-01: 「飲食店の原価率は何%くらいか?」 といった相談が確認できます。

つまり、 50%は“異常値”というより 文脈がないと読めない数字です。

難しい言葉を先にやさしく

  • 原価率: 売価のうち、原価が占める割合
  • 商品単体: 1つのメニューだけの数字
  • 店全体: 月の売上全体で見た数字

原価率50%で見るべき3つの判断

1) 単体50%か、全体50%か

同じ50%でも意味が違います。

  • 単体50%: 看板商品ならあり得る
  • 全体50%: かなり重い。早めの修正が必要

2) 出数が多いか

高原価でも、月に数個なら影響は小さいです。 出数が多い高原価商品が危険です。

3) 回収商品があるか

高原価商品だけでなく、 低原価商品やドリンクで回収できる設計かを見ます。

5分の実例

前提:

  • 看板ラーメン: 売価 900円 / 原価 450円(単体原価率50%)
  • 月販売数: 1,200杯
  • サイド・ドリンクの粗利が弱い

この場合、 単体50%が問題というより、 全体で回収できていないことが問題です。

改善例:

  • 看板ラーメンは据え置き
  • 高粗利サイドのセット率を上げる
  • 出数上位3品だけ量目を再固定

これだけで全体原価率が1〜3ポイント動く店は珍しくありません。

今日からできる対処順

  1. 売上上位5品の単体原価率を出す
  2. 出数上位の高原価2品を特定する
  3. その2品の量目と仕入れ単価を更新する
  4. 実売価(値引き後)で再計算する
  5. 1週間後に同じ表で再確認する

よくある失敗

  • 「50%」の数字だけで即値上げする
  • 高原価商品を全部外して客離れする
  • 店全体ではなく、単体だけ見て判断する

数字は、 単体と全体を分けるだけで 判断精度がかなり上がります。

今週のチェックリスト

  • 単体原価率と全体原価率を分けて出した
  • 出数上位の高原価商品を2つ特定した
  • 量目ルールを見直した
  • 実売価で再計算した
  • 来週の再確認日を決めた

まとめ

原価率50%は、 数字だけで良し悪しを決めると危険です。

小さな店ほど、 「単体か全体か」「出数が多いか」を先に見る。 この順番で、対処はかなり速くなります。

参考(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

原価率50%はすぐ赤字ですか?

すぐ赤字とは限りません。商品単体50%なのか、店全体50%なのかで意味が変わります。まず全体数字を確認してください。

原価率50%の商品は全部やめるべきですか?

全部やめる必要はありません。集客商品として残し、低原価の商品やドリンクで全体を調整する方法が現実的です。

最初に何を直せばいいですか?

出数が多い高原価商品からです。上位3商品の原価と売価を先に見直すと、改善が早くなります。

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