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原価計算、毎日やらなきゃダメ? 続く店がやっている週次・月次・四半期の使い分け

「原価計算が続かない」のは意志の問題じゃなく、頻度設計の問題かもしれません。売上上位5品だけ毎週チェックする方法を紹介します。

更新 2026年2月18日
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目次

ランチが終わって、仕込みの合間に原価計算を開こうとして—— 「やっぱり明日でいいか」となること、ありませんか。

原価計算が続かない店の共通点は「毎回全部やろうとする」ことです。 続いている店は、やり方が違います。 週次で軽く、月次で整理、四半期で見直し。この3段階だけ。

先に結論

  • 再計算は「毎日全部」じゃなく「週・月・四半期」に分ける
  • まず売上上位5品だけ回す。手間の割に効果が大きい
  • 仕入値上げ通知・賃上げ・新メニュー投入のときは、臨時で即チェック

いま頻度管理が必要な理由

2025年の食品値上げは20,609品目(帝国データバンク)。 最低賃金の全国加重平均は1,121円に上がりました(厚生労働省)。 一方で価格転嫁率は飲食業で32.3%。上がったコストの7割近くを吸収している計算です。

つまり、放っておくと気づかないうちに利益が削れていく。 だから「見る頻度」を仕組みにしておくことが大事なわけです。

3段階の実務基準

1) 週次(10〜20分)

  • 仕入上位10食材の単価確認
  • 売上上位5品の原価率を再計算
  • 前週比で3pt以上ズレた商品だけ修正

火曜か水曜の仕込み前にやっている店が多いですね。 曜日を決めてしまうのがコツです。

2) 月次(60分)

  • 全体のFLコスト(食材費+人件費を足した割合)を確認
  • 値上げ候補商品の抽出
  • 赤字商品・低粗利商品の整理

月末の棚卸しとセットにすると、わざわざ時間を作らなくて済みます。

3) 四半期(半日)

  • 全メニューの原価再計算
  • レシピ基準量の再設定
  • 価格表・メニュー構成の見直し

ここで「このメニュー、まだ必要?」という判断も入れます。

かんたん判定式

原価率 = 1食あたりの原価 ÷ 売価 × 100
差分 = 今回の原価率 - 前回の原価率

差分が +3pt以上 なら、その商品は優先見直しです。 例えば前回28%だったのが31%になっていたら、すぐ手を打つ。

臨時で即再計算する3つの場面

  1. 主要食材の値上げ連絡が来た日 ── 待っていると月末まで気づかない
  2. 最低賃金改定が反映される月 ── 人件費率が変わる
  3. 値上げ実施後の2週間 ── 客数・客単価の変動を見る

今週やること

  • 売上上位5品を決める
  • 週次更新の担当と曜日を決める
  • +3ptルールをスタッフと共有する
  • 月次レビュー日をカレンダーに登録する

原価計算は、量よりリズムです。 「毎日全部」をやめて「週1回、5品だけ」にした途端、続くようになった——そういう店を何軒も見てきました。


KitchenCostなら、レシピを登録しておけば仕入値を更新するだけで原価率が自動で再計算されます。週次チェックが5分で終わります。

参考データ(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

原価計算は毎日必要ですか?

毎日全メニューをやる必要はありません。売上上位5品を週1回、全体を月1回、メニュー構成を四半期に1回。この3段階で十分回ります。

最初に見るべき商品数は?

売上上位5品だけで十分です。ここで原価率が3ポイント以上ズレていたら、そこから手を付けましょう。

頻度を上げるサインはありますか?

仕入先から値上げ通知が来た日、最低賃金が改定された月、値上げを実施した後の2週間。この3つは臨時で即確認です。

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