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原価計算がめんどくさい?──「続かない」を週30分で解決する最小ルール

原価計算が大事なのは分かってる。でも続かない。その原因は「やりすぎ」です。売上上位5品だけ、週30分だけ。これで十分回ります。

更新 2026年2月18日
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目次

月末、通帳を見てため息をついたことはありませんか?

「原価計算やらなきゃ」と思いつつ、毎日がバタバタで気づけば3ヶ月放置。そしてまた月末にため息。この繰り返し、かなり多くの店で起きています。

でも安心してください。続かない原因は、やる気の問題じゃなくて「やる範囲が広すぎる」だけです。

先に要点

  • 続かないのは、全商品を一気にやろうとするから
  • 売上上位5品だけで十分。残りは後からでいい
  • 週30分、曜日を固定すれば回り始める

いま原価計算を放置するとまずい理由

2025年の食品値上げは20,609品目(帝国データバンク)。飲食店の倒産は1,002件で過去最多を更新しました。最低賃金は全国加重平均1,121円(厚生労働省)。

仕入れ値がこれだけ動く時代に、「前に作った原価表」をそのまま使い続けるのは危険です。気づかないうちに赤字メニューが増えているかもしれません。

「めんどくさい」の正体は3つある

全商品を同時に見ようとする

いきなり50品目の原価率を出そうとして、初日でギブアップ。よくある話です。まずは上位5品だけでOK。

単位がバラバラ

kgとg、Lとmlが混在すると計算ミスが増えて、やる気も削がれます。どちらか一方に統一するだけで作業時間が半分になることも。

「空いたらやる」になっている

空く時間なんて、飲食店にはほぼありません。月曜の15時、水曜の閉店後、など曜日と時間を決めてしまいましょう。

週30分で回す最小ルール

月曜10分: 食材単価だけ更新

仕入れ上位10食材の単価を確認します。先週と変わったものだけチェック。

水曜10分: 上位5品の原価率を確認

使う式は2つだけです。

1品原価 = 食材単価 × 使用量
原価率 = 1品原価 ÷ 税抜売価 × 100

金曜10分: 1品だけ修正する

値上げ、量の調整、仕入れ先の見直し。どれか1つだけ実行します。「1つだけ」がコツです。全部直そうとすると、また止まります。

計算例(5分で終わります)

  • 売価: 980円
  • 1品原価: 410円
原価率 = 410 ÷ 980 × 100 = 41.8%
1食あたり粗利 = 980 - 410 = 570円

粗利(あらり)というのは、売上から食材原価を引いた残りのことです。

この商品が週120食出ているなら、週の粗利は570円 × 120食 = 68,400円。この数字を毎週同じ条件で見るだけで、「良くなっているか、悪くなっているか」がすぐ分かります。

続けるための現場ルール

  • 管理シートは1枚だけにする
  • 色分けは2色まで(OK / 要チェック)
  • 修正対象は毎週1品だけ

やる量を減らすほど、逆説的ですが結果的に続きます。

今週のチェックリスト

  • 売上上位5品を決める
  • 仕入れ上位10食材の単価を更新する
  • 単位をg/mlどちらかに統一する
  • 1品だけ修正を実行する
  • 次回の更新日をカレンダーに入れる

まとめ

原価計算は、完璧にやるほど続きません。

「上位5品、週30分、修正は1つだけ」。このルールで始めてみてください。完璧な原価管理より、続く原価管理の方がずっと価値があります。


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参考データ(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

原価計算がめんどくさくて続きません。何から始めればいいですか?

全商品を計算しようとするから続かないんです。まず売上上位5品だけに絞ってください。更新する曜日を固定すると、習慣になりやすいですよ。

毎日計算しないと意味がないですか?

毎日は不要です。週1回30分で十分。食材単価が大きく動いた週だけ追加で見直せば、実務的に問題ありません。

数字が苦手でも原価管理できますか?

できます。1品原価、原価率、1食あたり粗利──この3つだけ見れば判断に必要な情報はそろいます。電卓1台で計算できる式です。

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