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FLコストって何? 小さな飲食店のための超入門

「FLコスト」という言葉を見かけたけどよく分からない。食材費と人件費を足しただけ。この数字が分かると、忙しいのに儲からない原因が見えてきます。

更新 2026年2月18日
flコストとはFLコスト飲食店原価率人件費率2026
目次

正直に言うと、「FLコスト」という言葉を初めて見たとき、 「また難しい経営用語か……」と思いますよね。

でも中身は単純です。食材費と人件費を足しただけ。 この数字が見えると、「忙しいのに残らない」の原因がかなりはっきりします。

先に結論

  • FLコストは店の体力を一目で見る指標
  • 原価率だけの管理は片手落ち。人件費も一緒に見る
  • 週次で確認すると、改善が早い

FLコストの意味

FLコスト率 = (食材費 + 人件費) ÷ 売上 × 100
  • F: Food cost(食材費)
  • L: Labor cost(人件費)

要するに、売上のうち「食材」と「人」にどれだけ使っているか。 この2つが飲食店の主要コストです。

たとえば月の売上が300万円、食材費が90万円、人件費が80万円なら: (90 + 80) ÷ 300 × 100 = 56.7%

この場合、売上の約57%を食材と人件費で使っている計算です。

なぜ2026年に重要なのか

  • 食品値上げが毎月続いている(2025年で20,609品目)
  • 最低賃金は全国加重平均1,121円まで上昇
  • 飲食店倒産は1,002件で過去最多

食材費だけでもなく、人件費だけでもなく、 両方が同時に上がっているのが今の状況です。 だからFLコストで一緒に見る意味があります。

60%を超えたらどうする?

まずこの3つから手をつけます。

  1. 売上上位3商品の粗利額を確認 → 食材費側の問題か判断
  2. ランチ/ディナー別に人件費率を出す → 人件費側の問題か判断
  3. FLコストが重い時間帯から修正 → 最も効果が出るポイントを特定

食材費が重いなら原価管理、人件費が重いならシフト見直し。 FLコストを見ることで、どちらに手を打つべきかが分かります。

今週やること

  • 先月の食材費と人件費を確認する
  • FLコスト率を計算する
  • 60%を超えていたら、F(食材)とL(人件費)のどちらが重いか確認する
  • 重い方から1つ改善策を実行する

FLコストは難しい指標ではありません。 店を守る「早期警報」です。今週1回だけでも計算してみてください。


KitchenCostでレシピ原価を出しておくと、FLコストの食材費部分がすぐ分かります。人件費データとあわせて週次管理すると効果的です。

参考データ(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

FLコストって何ですか?

Food(食材費)とLabor(人件費)を足した金額、またはその売上に対する割合のことです。飲食店の主要コストを一目で見る指標です。

目安はありますか?

業態によりますが、まず60%以内をひとつの基準にしてください。超える週が続くなら要注意です。

原価率だけ見れば十分ですか?

十分ではないです。原価率が改善しても人件費が膨らんでいたら利益は残りません。セットで見るのが鉄則です。

最初に何をすればいいですか?

上位3商品の粗利と、時間帯別の人件費率を同じ週に確認してください。

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