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週次の原価点検、何をどこまで見る? 忙しい店でも10分で回るチェックリスト

月末にまとめて数字を見て青ざめた経験、ありませんか。週1回・10分の原価点検を習慣にすれば、手遅れになる前に手が打てます。

更新 2026年2月18日
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目次

月末に棚卸しをして、ようやく数字を見て—— 「あれ、先月よりだいぶ悪いぞ」と気づく。

でもその時点で、もう4週間分のズレが積み上がっています。

月1回の点検は、天気予報を月末にまとめて見るようなもの。 傘を持っていく判断が、全部後手に回る。

だから、週1回・10分だけ数字を見る習慣がいるのです。

先に結論

  • 全メニューは不要。売上上位5品だけ見れば十分
  • 前週比で原価率が3pt以上ズレた商品だけ対応する
  • 曜日を固定すれば、考えなくても体が動くようになる

なぜ今、週次が必要なのか

2025年の食品値上げは20,609品目(帝国データバンク)。月が変わるたびに仕入れ値が動いている状態です。

最低賃金も全国加重平均1,121円に上がり、食材費と人件費の両方から利益が削られています。

一方で価格転嫁率は飲食業で32.3%。コスト増の7割近くを自腹で吸収している店がほとんど。

この環境で月末まで数字を見ないのは、体温計なしで「たぶん大丈夫」と言い続けるのと同じです。

10分チェックリスト(週次)

ステップ1:仕入れ単価の変動を確認(3分)

  • 仕入れ上位10食材の今週の単価を確認する
  • 先週と比べて5%以上動いた食材をマークする

卵、油、小麦粉、米——この4つは特に動きやすいので、まずここから。

ステップ2:売上上位5品の原価率を再計算(5分)

  • 売れ筋5品の原価率を出す
  • 前週比で**+3pt以上**ズレた商品を抽出する

3pt以上のズレは「たまたま」ではなく構造的な変化のサインです。放っておくと月末にはもっと開きます。

ステップ3:1品だけアクションを決める(2分)

  • ズレた商品の中から、1品だけ対応を決める

全部直そうとすると手が止まります。1品だけ。盛り付け量の見直しなのか、仕入れ先への確認なのか、値上げ検討なのか。1つだけ決めて、翌週の点検で結果を見る。

おすすめの曜日と時間帯

火曜か水曜の仕込み前にやっている店が多いです。

理由は単純で、月曜は週末の片付けや発注で忙しいから。火曜〜水曜なら、前週の売上データも揃っていて落ち着いて見られます。

曜日を決めること自体が仕組み化の第一歩です。「時間ができたらやろう」だと、永遠に時間はできません。

月次・四半期との使い分け

頻度やること所要時間
週次上位5品の原価率、仕入れ上位10食材の単価10分
月次全体のFLコスト確認、値上げ候補の抽出60分
四半期全メニューの原価再計算、メニュー構成の見直し半日

週次は「異常の早期発見」、月次は「全体の傾向把握」、四半期は「メニュー構成の再設計」。役割が違うので、どれか1つでは足りません。

今週やること

  • 売上上位5品をリストアップする
  • 週次チェックの曜日を決める(火曜or水曜がおすすめ)
  • 仕入れ上位10食材の今週の単価をメモする
  • +3ptルールをスタッフと共有する

完璧にやろうとしなくていい。10分で切り上げる。全部やらなくていい。 その代わり、毎週必ずやる。

この「軽さ」が、半年後に大きな差になります。


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参考データ(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

週次で何を見ればいいですか?

仕入れ上位10食材の単価、売上上位5商品の原価率、前週比で3pt以上ズレた商品の3点だけ見れば十分です。

10分で本当に足りますか?

対象を売上上位5品に絞れば足ります。全メニューを点検するのは四半期に1回で構いません。

月次だけではダメですか?

2025年だけで20,609品目が値上げされた環境では、月次だと仕入れ値の変動に1か月近く気づけないリスクがあります。

誰がやるべきですか?

店長でもアルバイトでも構いません。大事なのは人より曜日を固定することです。火曜か水曜の仕込み前にやっている店が多いです。

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