ブログ

古着屋の利益率、正しく計算できていますか?(2026年)

売れてるのに残らない古着屋さんへ。仕入れ値だけでなく手数料・発送費・作業時間まで入れた利益率の出し方を紹介します。

更新 2026年2月18日
古着屋 利益率 計算古着 仕入れ 値付け古着屋 原価計算メルカリ 手数料個人事業 利益管理2026
目次

仕入れ1,200円、売値4,500円。利益率73%——本当にそうでしょうか。

手数料、発送費、補修費、撮影と梱包の時間。 全部入れて計算し直すと、実は27%しか残っていない。こういうズレは古着屋では珍しくありません。

先に結論

  • 利益率は仕入れ値だけでなく、手数料・発送費・作業時間まで全部入れて計算する
  • 見る数字は3つ。総コスト、1着利益、利益率
  • まず上位3商品だけ計算すれば、値付けの改善点が見える

なぜ正確な計算が必要なのか

最低賃金は全国加重平均1,121円(厚生労働省)。 メルカリの販売手数料は10%(メルカリガイド)。

人件費も手数料も上がる中で、仕入れ値だけの粗い計算では「忙しいのに利益が残らない」状態に陥りやすくなっています。

先に用語をかんたんに

  • 総コスト: 1着を仕入れて、直して、売るまでにかかった合計費用
  • 利益率: 売上のうちどれだけ利益として残ったかの割合
  • 手取り: 売上から全費用を引いた後の金額

使う式は3つ

1着あたり総コスト = 仕入れ値 + 補修/クリーニング + 梱包 + 発送 + 販売手数料 + 作業時間コスト
1着あたり利益 = 販売価格 - 総コスト
利益率 = 1着あたり利益 ÷ 販売価格 × 100

数字で見てみる

  • 販売価格: 4,500円
  • 仕入れ値: 1,200円
  • 補修/クリーニング: 250円
  • 梱包: 120円
  • 発送: 750円
  • 販売手数料(10%): 450円
  • 作業時間: 20分(時給1,500円として500円)
総コスト = 1,200 + 250 + 120 + 750 + 450 + 500 = 3,270円
1着利益 = 4,500 - 3,270 = 1,230円
利益率 = 1,230 ÷ 4,500 × 100 = 27.3%

仕入れ値だけで見た「73%」と、実際の「27.3%」。この差が見えるだけで、どこを改善すべきかがわかるようになります。

見直しの手順

  1. 売上上位3商品の総コストを出す
  2. 利益率が低い順に並べる
  3. 仕入れ条件を見直すか、販売価格を上げるか決める
  4. 2週間後に売れ行きと利益率を再チェックする

ありがちな失敗

  • 仕入れ値と売値の差だけで「利益率が高い」と思い込む
  • 手数料と発送費を月末にまとめて引くから、1着ごとの実態が見えない
  • 撮影・補修・梱包の作業時間を原価に入れていない

今日やること

  • 売上上位3商品の総コストを計算する
  • 利益率を算出する
  • 利益率が最も低い商品を1つ選ぶ
  • 価格か仕入れ条件を1つだけ調整する
  • 2週間後の見直し日を設定する

まとめ

「売れてるのに残らない」の原因は、たいてい見えていないコストです。

総コストを出してから値段を決める。この順番を守るだけで、古着屋の利益管理は大きく変わります。

参考(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

古着屋の値段は相場だけで決めていいですか?

仕入れ値だけで値段を決めると利益を過大に見積もりがちです。手数料10%、発送750円、作業時間500円を加えると、利益率が想定より10〜15%下がることも珍しくありません。

最初に見る数字は何ですか?

1着あたり総コスト(仕入れ+補修+発送+手数料+作業時間)、1着あたり利益、利益率の3つです。

販売手数料はどれくらいで見ればいいですか?

プラットフォームによります。メルカリは販売価格の10%。他サイトも5〜15%の範囲が多いので、使っている販路ごとに確認してください。

値上げすると売れなくなりませんか?

一度に大幅改定は影響が出ます。利益率が低い上位3商品から+200〜500円で調整して、2週間の反応を見る方法が安全です。

今すぐ原価を計算してみましょう

材料単価を入力するだけで、レシピ原価・利益率・販売価格を自動計算します。