ブログ

回転率を上げたのに利益が増えない。その原因、たぶんここです

「席はよく回っている。でもお金が残らない」——回転率と粗利をセットで見ていないと、忙しいだけで利益が薄い状態が続きます。

更新 2026年2月18日
飲食店 回転率原価率粗利FLコスト利益改善2026
目次

お客さんは増えた。席もよく回っている。 なのに月末に通帳を見ると、思ったほど残っていない。

この「忙しいのに儲からない」問題、実は珍しくありません。 原因のほとんどは、回転率と粗利をバラバラに見ていることです。

先に結論

  • 回転率だけ上げても、粗利が薄いと利益は増えない
  • 「客数」より先に「1組あたりの粗利」を確認する
  • 時間帯別で見ると、どこで利益が漏れているか分かる

まず押さえる式

回転率 = 来店組数 ÷ 席数
時間帯粗利 = 時間帯売上 - 時間帯食材費 - 時間帯人件費
  • 回転率: 席がどれだけ入れ替わったか
  • 時間帯粗利: その時間帯で本当に残ったお金

この2つを並べて見ると、景色が変わります。

なぜ「回るのに残らない」のか

  1. 安い商品ばかり出る → 回転は上がるが、1組あたりの粗利が低い
  2. 回転を上げるために値引きしている → 割引分だけ粗利が消える
  3. 人を増やして回している → 人件費が先に上がって利益を食う

特にランチタイムでこれが起きやすいです。 「ランチは回っているのに赤字に近い」という店は少なくありません。

5分チェック

この3つを同じ表に並べてみてください。

  • ランチ上位3商品の粗利額
  • ランチ時間帯の人件費率
  • 値引きクーポン後の実質単価

「回転は上がったのに利益が減った」の理由が、ほぼ見えるはずです。

すぐできる改善

  • 高粗利サイドのセット化 → ドリンクやサラダを単品から「セットで+200円」に
  • 回転を落とさない範囲で値引きを整理 → 常時クーポンを曜日限定に変える
  • 閑散30分だけ人員を1段階圧縮 → 14:00〜14:30のシフトを見直す

今週やること

  • 時間帯別の売上と人件費を出す
  • ランチ上位3品の粗利を計算する
  • クーポン利用後の実質単価を確認する
  • 高粗利メニューの露出を1つ増やす

回転率は大事です。 でも回転率”だけ”では店は守れません。 今週は、回転率と粗利を並べて見てみてください。数字の意味が変わりますよ。


メニューごとの粗利が見えると、回転率の数字にも意味が出てきます。KitchenCostでレシピ原価を出しておくと、この比較が楽になります。

参考データ(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

回転率が上がれば利益も増えますか?

必ずしも増えません。低粗利のメニューばかり売れていると、回転が上がるほど人件費だけが増えて利益は薄くなります。

まず何を確認すべきですか?

時間帯別売上、時間帯別人件費率、上位メニューの粗利。この3つを同じ表に並べてください。

席回転の目安はありますか?

業態で差が大きいので一般的な目安はあてになりません。自店の回転率と粗利の関係を見るほうが実践的です。

改善の順番は?

先に高粗利メニューの比率を上げて、そのあとに回転率を上げる。この順番だと失敗しにくいです。

今すぐ原価を計算してみましょう

材料単価を入力するだけで、レシピ原価・利益率・販売価格を自動計算します。