「米は上がる。でも値上げすると怖い」
この悩み、いま本当に多いです。
検索でも 飲食店 値上げ 客離れ が出てきます。
Yahoo!知恵袋でも同じ悩みの相談が続いています。
先に結論
- まずは感覚ではなく、1杯の追加原価を計算する
- 米だけの上昇なら、必要値上げ額は式で短時間に出せる
- 告知は「理由・開始日・対象メニュー」の3点で十分
2026年に急いで見直す理由
数字で見ると、迷っている時間が少ないのが分かります。
- 農林水産省公表の相対取引価格は、令和7年12月で玄米60kgあたり36,075円
- 最低賃金の全国加重平均は1,121円(令和7年度)
- 中小企業の価格転嫁率は**53.5%**で、上がったコストを十分に反映しきれていません
価格転嫁(かかくてんか) は、
「上がったコストを販売価格に反映すること」です。
ここが遅れると、売れていても利益が薄くなります。
5分でできる計算(スマホ電卓でOK)
1) 1杯の追加原価を出す
米の追加原価(1杯)=
(現在の米単価 - 以前の米単価)× 1杯で使う米のkg
例:
- 以前: 27,649円 / 60kg = 461円/kg
- 現在: 36,075円 / 60kg = 601円/kg
- 1杯の使用量: 0.18kg
追加原価 = (601 - 461) × 0.18 = 25.2円
この例なら、1杯あたり約25円コストが増えています。
2) 実際の受け取り増加をざっくり確認
キャッシュレスが多い店は、手数料ぶんを見ます。
受け取り増加額 =
値上げ額 × (1 - キャッシュレス比率 × 決済手数料率)
例(キャッシュレス比率42.8%、手数料3.0%、値上げ30円):
受け取り増加額 = 30 × (1 - 0.428 × 0.03) = 約29.6円
米の追加原価25.2円を吸収できるので、
この条件なら30円改定は現実的と判断できます。
客離れを抑える告知テンプレ(そのまま使えます)
いつもご利用ありがとうございます。
原材料費の上昇により、◯月◯日から一部メニューを30円改定いたします。
品質維持のための見直しです。ご理解いただけますと幸いです。
長文は不要です。
短く、事実だけ伝える方が読みやすいです。
今週の実行チェックリスト
- 売上上位3メニューの米使用量(kg)を確認
- 1杯の追加原価を計算
- 値上げ候補を「20円・30円・40円」で比較
- 告知文を作成(理由・開始日・対象メニュー)
- 改定後2週間、客数と粗利を同時に確認
まとめ
米値上げの時期は、迷い続けるほど利益が削られます。
まずは1杯の追加原価を出して、小幅改定を試す。
この順番なら、客離れリスクを抑えながら前に進めます。