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飲食店の雨の日、仕込み量はどう決める?(2026): ロスを減らすかんたん計算

雨の日は客数が読みにくく、仕込み過多と品切れの両方が起きやすい。小さな飲食店向けに、雨の日の仕込み量を数字で決める方法をやさしく解説。

公開 2026年2月17日
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目次

「雨の日は暇」と思って仕込みを減らしたら、夜に売り切れた。 逆に、多めに仕込んだらロスが増えた。 この往復で悩む店は多いです。

Yahoo!知恵袋でも、 「雨の日って飲食店のお客さん少ないですか?」という質問が49,913閲覧まで伸びています。 「雨の日は売上が下がるか」という相談も7,109閲覧です。

先に結論

  • 雨の日の仕込みは、感覚より 雨天補正率 で決める方が安定します
  • 全メニューを同じ率で減らさず、主力と非主力で分けるのがコツです
  • まずは8週間のデータで十分スタートできます

2026年にロス管理が重要な理由

  • 帝国データバンク: 2025年の飲食店倒産は900件(過去最多)
  • 厚生労働省: 2025年度の最低賃金は全国加重平均1,121円(前年比+66円)

仕込みロスは食材費だけでなく、 仕込み時間の人件費まで一緒に増やします。 小さな店ほど影響が大きいです。

この式だけ覚えればOK

雨天補正率 = 雨の日売上 ÷ 通常日の売上
雨の日の仕込み目安 = 通常日の仕込み量 × 雨天補正率 × 安全係数

安全係数 は、売り切れを防ぐための少しの余裕です。 目安は 0.95〜1.05 で十分です。

かんたん例

  • 通常火曜の売上: 12万円
  • 雨の火曜売上: 9.6万円
雨天補正率 = 9.6 ÷ 12 = 0.80

通常100食仕込むなら、

100 × 0.80 × 1.00 = 80食

主力商品だけ 1.05 をかけて84食にする、という運用が実務的です。

現場で失敗しやすい3つ

1) 天気だけ見て曜日を無視する

同じ雨でも、平日と土日では動きが違います。

2) 全商品を同じ率で減らす

主力まで減らしすぎると、機会損失が増えます。

3) データを1〜2日で判断する

最低でも8週間は見ないと、たまたまに引っ張られます。

今週やること

  • 直近8週間の売上を曜日別で整理
  • 雨の日だけ抜き出して雨天補正率を計算
  • 主力商品と非主力商品の係数を分ける
  • 1週間テスト運用してロス率を確認
  • 翌週に係数を0.02刻みで微調整

まとめ

雨の日の仕込みは、 「多め」「少なめ」ではなく比率で決めるとブレが減ります。

まずは1つの曜日だけで試してください。 そこから店の型が作れます。

参考(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

雨の日は仕込みを減らすべきですか?

一律で減らすのは危険です。曜日と時間帯で売上の落ち方が違うため、過去データで補正して決めるのが安全です。

最初に見る数字は何ですか?

同じ曜日の『通常日売上』と『雨の日売上』の比率です。これで雨天補正率を作れます。

品切れが怖いです。どうすればいいですか?

主力商品だけ安全係数を少し高めに設定すると、ロスと品切れの両方を抑えやすくなります。

難しい分析ツールは必要ですか?

不要です。直近8週間の売上と天気を表にするだけで、最初の運用は十分できます。

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