「雨の日は暇」と思って仕込みを減らしたら、夜に売り切れた。 逆に、多めに仕込んだらロスが増えた。 この往復で悩む店は多いです。
Yahoo!知恵袋でも、 「雨の日って飲食店のお客さん少ないですか?」という質問が49,913閲覧まで伸びています。 「雨の日は売上が下がるか」という相談も7,109閲覧です。
先に結論
- 雨の日の仕込みは、感覚より
雨天補正率で決める方が安定します - 全メニューを同じ率で減らさず、主力と非主力で分けるのがコツです
- まずは8週間のデータで十分スタートできます
2026年にロス管理が重要な理由
- 帝国データバンク: 2025年の飲食店倒産は900件(過去最多)
- 厚生労働省: 2025年度の最低賃金は全国加重平均1,121円(前年比+66円)
仕込みロスは食材費だけでなく、 仕込み時間の人件費まで一緒に増やします。 小さな店ほど影響が大きいです。
この式だけ覚えればOK
雨天補正率 = 雨の日売上 ÷ 通常日の売上
雨の日の仕込み目安 = 通常日の仕込み量 × 雨天補正率 × 安全係数
安全係数 は、売り切れを防ぐための少しの余裕です。
目安は 0.95〜1.05 で十分です。
かんたん例
- 通常火曜の売上: 12万円
- 雨の火曜売上: 9.6万円
雨天補正率 = 9.6 ÷ 12 = 0.80
通常100食仕込むなら、
100 × 0.80 × 1.00 = 80食
主力商品だけ 1.05 をかけて84食にする、という運用が実務的です。
現場で失敗しやすい3つ
1) 天気だけ見て曜日を無視する
同じ雨でも、平日と土日では動きが違います。
2) 全商品を同じ率で減らす
主力まで減らしすぎると、機会損失が増えます。
3) データを1〜2日で判断する
最低でも8週間は見ないと、たまたまに引っ張られます。
今週やること
- 直近8週間の売上を曜日別で整理
- 雨の日だけ抜き出して雨天補正率を計算
- 主力商品と非主力商品の係数を分ける
- 1週間テスト運用してロス率を確認
- 翌週に係数を0.02刻みで微調整
まとめ
雨の日の仕込みは、 「多め」「少なめ」ではなく比率で決めるとブレが減ります。
まずは1つの曜日だけで試してください。 そこから店の型が作れます。