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ワンオペ飲食店、メニュー数は何品が正解?(2026): 原価計算で減らす判断基準

人手不足でワンオペになりがちな小さな飲食店向け。メニューを減らすか迷ったときに、売上ではなく原価と作業時間で判断するやさしい方法を解説します。

公開 2026年2月17日
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目次

「ワンオペだと、メニューが多すぎて回らない」

この悩み、2026年はかなり現実的です。 感覚で削ると常連さんが離れやすいので、数字で決めるのがいちばん安全です。

先に結論

  • メニュー数は「売上」ではなく、粗利作業時間 で決めると失敗しにくいです。
  • まずは下位2品だけ2週間テストすれば、客離れリスクを抑えながら判断できます。
  • 「全部減らす」より、時間を食うのに残らない品 から外すのがコツです。

なぜ今、メニュー数の見直しが必要か

飲食店ドットコムの調査では、 ワンオペ・少人数運営の導入を検討している人が 55.2%。 10席未満では 73.3% でした。

同じく2025年の別調査では、 昨年より仕入れ総額が上がった店が 90.8%、 11%以上の上昇が 66.7% です。

さらに、厚生労働省公表の2025年度最低賃金答申では、 全国加重平均が 1,121円。 帝国データバンク調査でも、 2026年2月の食品値上げは 674品目、人件費由来は 66.2% でした。

つまり今は、 「作る品数を増やして売る」より 「回る品に絞って残す」ほうが合う店が増えている、ということです。

まず覚える数字は3つだけ

難しい計算は要りません。

  • 粗利 = 売価 - 食材原価
  • 1分粗利 = 粗利 ÷ 仕上げ時間(分)
  • 週間粗利 = 粗利 × 週の注文数

粗利 は、売上から材料費を引いた「手元に残る前段の金額」です。 ここに時間の視点を足したのが 1分粗利 です。

5分でできる実例

メニュー売価食材原価粗利仕上げ時間1分粗利週注文数週間粗利
唐揚げ定食930円340円590円4分147円/分4828,320円
チキン南蛮980円420円560円8分70円/分2212,320円
アジフライ定食850円360円490円6分81円/分146,860円

この例だと、 チキン南蛮アジフライ定食 は 時間あたりの残りが小さく、週粗利も低めです。

ワンオペでピークが詰まる店なら、 この2品を先に見直す候補にするのが自然です。

失敗しにくい進め方(2週間)

  1. 下位2品を「終日停止」ではなく、まずは平日夜だけ止める
  2. 代わりに看板1品を強く見せる(写真・おすすめ表示)
  3. 毎日閉店後に3つだけ記録する

見る数字はこれだけで十分です。 会計件数 客単価 提供遅れの件数

2週間で落ち込みが小さければ継続、 落ち込みが大きければ戻す。 この小さな検証を回すほうが、いきなり大改革するより安全です。

店頭で使える短文(そのままOK)

ただいま提供スピード改善のため、メニューを一部しぼって営業しています。
人気商品はこれまで通りご用意しています。

言い訳より、 「お客さまの待ち時間を減らすため」と目的を短く伝えるほうが伝わります。

今週やること

  • 売上上位ではなく「1分粗利下位」を3品出す
  • 下位2品を2週間だけテスト停止する
  • 看板1品の見せ方を同時に強化する
  • 毎日、会計件数・客単価・提供遅れを記録する
  • 14日後に継続/復活を決める

まとめ

ワンオペで苦しくなる原因は、 「売れていない品」より 「時間を使うのに残らない品」にあることが多いです。

だから、メニュー数の正解は店ごとに違います。 感覚ではなく、粗利と時間で切り分ける。 この順番なら、客離れを抑えながら利益を守りやすくなります。

参考(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

メニューを減らすと売上が落ちませんか?

落ちる可能性はあります。ただ、作業が回って提供が速くなると、回転や満足度が上がる店も多いです。売上だけでなく粗利と提供時間を一緒に見て判断するのが安全です。

粗利って何ですか?

粗利は、売上から食材原価を引いた残りです。たとえば1,000円の商品で原価が400円なら、粗利は600円です。

価格転嫁って何ですか?

仕入れや人件費が上がった分を、販売価格に反映することです。転嫁しにくいときほど、メニュー設計の精度が大事になります。

何日くらい試せば判断できますか?

まず2週間で十分です。販売数、客単価、提供遅れの3つを見れば、続けるか戻すか判断しやすくなります。

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