無断キャンセルは、売上が消えるだけではありません。
粗利と仕込みと人時が、同時に消えます。
先に結論
- 無断キャンセルは「売上減」ではなく「実損」で管理する
- 1件損失を式で固定し、週次で原因別に追う
- 件数より「金額が大きい予約帯」から対策する
2026年に見逃せない背景
JNTO公表値では、2025年の訪日外客数は 36,869,900人(前年比 +10.5%)でした。
予約需要そのものが増えている局面です。
さらにebicaの公開データでは、2025年1〜11月のネット予約来店人数は前年比 +113.5%、12月は +147.7%。
予約売上比率が上がるほど、無断キャンセルは損益に直撃します。
現場の検索意図
Google Suggestでも次が並びます。
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Yahoo!知恵袋でも、人数変更なしの無断キャンセルに関する相談が続いています。
「起きるかどうか」ではなく「起きた前提でどう守るか」の設計が必要です。
1件実損の基本式
失われた粗利 = 予約売上 - 売上連動変動費
無断キャンセル実損 =
失われた粗利 + 仕込み廃棄原価 + 空席人時コスト - 当日再販回収額
5分でできる試算例
前提:
- 6名予約、1名
8,000円コース - 予約売上:
48,000円 - 売上連動変動費:
19,200円 - 仕込み廃棄原価:
7,200円 - 空席人時コスト:
2,240円 - 当日再販回収額:
10,000円
失われた粗利 = 48,000 - 19,200 = 28,800円
実損 = 28,800 + 7,200 + 2,240 - 10,000 = 28,240円
1件で約 2.8万円。
週3件なら 84,720円 です。月次では約 33.9万円 になります。
週次で効く運用順
- 予約を「単価帯」で分ける(高単価から監視)
- 無断キャンセルを理由コードで記録
- 1件損失単価を毎週更新(食材・時給反映)
- 上位1原因だけ翌週に対策して効果確認
今日やること(10分)
- 予約台帳に「無断キャンセル」フラグを追加
- 1件実損の計算セルを固定
- 高単価予約帯(例: 1人7,000円以上)を抽出
- 次週の確認電話/SMSルールを決める
まとめ
無断キャンセルの怖さは、件数より1件単価です。
まずは1件実損を式で見える化してみてください。
数字で見えると、対策の優先順位がはっきりします。