ブログ

飲食店の大盛り無料、続けるべき?やめるべき?(2026): 原価で決める判断法

大盛り無料は集客に効く反面、原価を押し上げることがあります。小さな飲食店向けに、無料継続か見直しかを数字で決める方法をやさしく解説します。

公開 2026年2月17日
飲食店 大盛り無料飲食店 原価計算飲食店 価格設定小規模飲食店利益管理
目次

「大盛り無料、やめたいけど怖い」 この相談は、定食店や丼店で本当に多いです。

Yahoo!知恵袋でも、 「おかわり無料・大盛り無料はどうなっているのか」という質問が繰り返し出ています。 つまり、お客さん側も店側も、無料の前提を気にしているテーマです。

先に結論

  • 大盛り無料は、感覚で続けると利益が削れやすいです
  • 判断は 大盛り利用率追加原価 の2つで十分です
  • 全廃より、限定見直しの方が実務では安全です

2026年に無料施策の見直しが必要な理由

  • 厚生労働省: 令和7年度最低賃金の答申ベース全国加重平均は1,121円(前年度比+66円)
  • 帝国データバンク: 2025年の飲食店倒産は900件(過去最多)

仕入れも人件費も上がる局面では、 「小さな無料」が積み上がって大きな利益漏れになります。

判断式はこれだけ

実質原価 = 通常原価 + (大盛り追加原価 × 大盛り利用率)
実質粗利 = 売価 - 実質原価

大盛り利用率 は、 対象商品の注文のうち、何%が大盛りだったかを示す割合です。

かんたん例

  • 通常原価: 340円
  • 大盛り追加原価: 55円
  • 大盛り利用率: 40%
  • 売価: 850円
実質原価 = 340 + (55 × 0.40) = 362円
実質粗利 = 850 - 362 = 488円

利用率が60%まで上がると、 実質粗利はさらに下がります。

失敗しやすいポイント

1) 全商品で無料を続ける

原価が高い商品まで無料にすると赤字化しやすいです。

2) 利用率を見ない

体感と実数がズレている店は多いです。

3) いきなり全面廃止する

反発が出やすいので、段階見直しが安全です。

今週やること

  • 上位5商品の大盛り利用率を記録
  • 商品別に追加原価を計算
  • 実質粗利が薄い商品を抽出
  • 「無料継続」「条件付き無料」「有料化」に3分類
  • 2週間後に販売数と粗利を再確認

まとめ

大盛り無料は、 続けるかやめるかの二択ではありません。

数字で分類して運用すれば、 集客と利益のバランスを取りやすくなります。

参考(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

大盛り無料はやめた方がいいですか?

一律でやめる必要はありません。大盛り利用率と追加原価を出して、利益が残るかで判断するのが安全です。

何を計算すればいいですか?

通常原価に『大盛り追加原価 × 利用率』を足した実質原価を計算します。

無料をやめると客離れしませんか?

いきなり全面廃止より、対象メニュー限定や時間帯限定にすると影響を抑えやすいです。

まず最初の一歩は?

上位5商品の大盛り利用率を1週間だけ測ってください。そこから判断精度が上がります。

今すぐ原価を計算してみましょう

材料単価を入力するだけで、レシピ原価・利益率・販売価格を自動計算します。