ブログ

ドリンク単価を上げたいけど客離れが怖い──嫌がられにくい設計の順番

料理は売れているのに利益が薄い。その原因、ドリンク単価の設計ミスかもしれません。1杯原価・粗利・注文率の3つを使って、客離れを抑えながら単価を上げる手順を紹介します。

更新 2026年2月18日
飲食店 ドリンク単価 上げ方飲食店 ドリンク 値段設定飲食店 客単価上げる飲食店 ドリンク 利益原価計算2026
目次

「料理は売れてるのに、月末の通帳が薄い。」

この手の悩みを持つ店に共通しているのが、ドリンク単価を何年も触っていないこと。料理だけで利益を作る時代はとっくに終わっています。

先に結論

  • ドリンク単価は、客単価を上げる一番早いレバー
  • 「値上げ」ではなく「値段設計」として考えると失敗しにくい
  • 売れ筋3品だけ見直すだけで、月14万円以上の改善が出ることもある

値上げ前に見る3つの数字

1. 1杯原価 シロップ、炭酸、氷、ガーニッシュまで入れた実原価。「だいたい安い」で済ませている店が多いですが、ここを正確に出すだけで景色が変わります。

2. 1杯粗利

1杯粗利 = 売価 − 1杯原価

この金額が低い商品は、売れても利益が残りにくい。

3. ドリンク注文率

ドリンク注文率 = ドリンク注文数 ÷ 来店客数

注文率が低いなら、単価より先に「頼みやすさ」の改善が必要です。

1商品でこれだけ変わる

  • 現在価格: 450円 / 1杯原価: 110円 / 1日80杯 / 月26日
現状の1杯粗利 = 450 − 110 = 340円
520円に改定 → 1杯粗利 = 520 − 110 = 410円
差額 = 70円/杯

月の増加粗利 = 70 × 80 × 26 = 145,600円

1商品だけでこの差。「どの順番で上げるか」がそのまま利益に出ます。

嫌がられにくい上げ方

  1. 上位3商品だけ、小幅(50〜70円)で調整
  2. 理由を一言で明記(例:原材料・物流コスト上昇のため)
  3. セット価格の見せ方を同時に整える
  4. 14日間だけ、杯数と粗利を記録する
  5. 反応が弱ければ、価格ではなく内容量を調整

一気に全品改定すると、どの変更が効いたか分からなくなります。

今週やること

  • 売れ筋ドリンク上位3品の1杯原価を出す
  • 1杯粗利を計算する
  • 1品だけ小幅改定して14日追跡する
  • ドリンク注文率を毎日記録する

KitchenCostなら、ドリンクを含めた1杯原価をスマホでかんたんに管理できます。

参考データ(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

ドリンク価格を上げると、すぐ客離れしますか?

いきなり全品改定すると離脱が起きやすいですが、売れ筋3品だけ小幅調整+セット設計を同時にやると、客数を維持しやすくなります。14日で比較すれば判断もつきます。

まずどのドリンクから見直すべきですか?

販売数が多く、原価が安定している上位3商品から。1杯70円の粗利改善でも、月80杯×26日なら月14万円以上の差になります。

どれくらい上げるのが安全ですか?

一気に100円以上の改定より、50〜70円の小幅調整を14日間だけ試す方法が失敗しにくいです。数字を見てから次の判断ができます。

原価計算で最低限見る数字は何ですか?

1杯原価、1杯粗利、ドリンク注文率の3つです。注文率が低ければ、単価より提案方法の改善が先になります。

今すぐ原価を計算してみましょう

材料単価を入力するだけで、レシピ原価・利益率・販売価格を自動計算します。