「売上はあるのに、支払い日前にお金が足りない」 この状態は、入金サイトのズレで起きます。
キャッシュレス比率が高い店ほど、 このズレは大きくなります。
先に結論
- 問題は売上不足ではなく、入金タイミングのズレです
- 決済比率と入金日を見える化すると対策が打てます
- 手数料だけでなく、資金繰りコストも一緒に見るべきです
2026年にズレが重くなる理由
- 経済産業省: 2024年キャッシュレス決済比率は42.8%
- 帝国データバンク: 2025年の飲食店倒産は900件(過去最多)
キャッシュレス利用が進む中で、 入金遅れの管理が甘いと手元資金が先に減ります。
まずこの式でギャップを見る
入金ギャップ = 当月カード売上 - 当月カード入金額
必要つなぎ資金 = 入金ギャップ + 直近支払予定額
つなぎ資金 は、
入金までの間に必要な一時的な運転資金です。
かんたん例
- 当月カード売上: 180万円
- 当月カード入金: 120万円
- 直近支払予定: 35万円
入金ギャップ = 180 - 120 = 60万円
必要つなぎ資金 = 60 + 35 = 95万円
この95万円を見ておくと、 支払い前の資金ショートを防ぎやすくなります。
よくある失敗
1) 月商だけ見て安心する
入金日が遅いと、月商があっても苦しくなります。
2) 決済手段をまとめて管理する
カード・QR・現金は分けて見る必要があります。
3) 手数料の安さだけで選ぶ
入金日が遅いプランは、資金繰り面で不利になることがあります。
今週やること
- 決済手段別売上を4週間分で整理
- 入金日カレンダーを作成
- 入金ギャップを算出
- 支払い日の集中を分散できるか確認
- 2週間後にギャップ推移を再確認
まとめ
カード売上の管理は、 売上分析ではなく資金繰り管理です。
入金ギャップを1回出すだけで、 先手の判断がかなりしやすくなります。