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原価計算って何から始める? 初心者向け5ステップで今日から回せる実務版

「大事なのは分かるけど、やり方が分からない」という店向け。難しい会計用語なし、レシピ1品を5ステップで計算する方法をまとめました。

更新 2026年2月18日
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目次

「原価計算、やったほうがいいのは分かるけど、何から手をつければ……」 この状態のまま忙しい毎日が続いて、気づいたら半年。

よくある話です。でも2025年の食品値上げは20,609品目、飲食店倒産は1,002件で過去最多。 「去年の感覚」で価格を置いておくと、知らないうちに赤字が積み上がる局面です。

大丈夫です。原価計算は難しくありません。 売上上位3品だけ、5ステップでやれば今日から回せます。

先に結論

  • 最初は売上上位3品だけでOK
  • 使う式は3つ。難しい会計知識は不要
  • 週1回10分の見直しで赤字メニューを早く見つけられる

5ステップでやる原価計算

ステップ1: 仕入れ単価をそろえる

kgとg、Lとmlが混ざるとズレます。 まず全部をgまたはmlに統一してください。

ステップ2: 可食単価を出す

可食単価とは、皮や骨を除いた「実際に使える部分」の単価です。

可食量 = 仕入量 × (1 - ロス率)
可食単価 = 仕入金額 ÷ 可食量

例えば鶏もも肉1kgで500円、ロス率10%なら: 可食量 = 1,000g × 0.90 = 900g 可食単価 = 500 ÷ 900 = 約0.56円/g

ステップ3: 1皿原価を出す

1皿原価 = 各食材の(可食単価 × 使用量)の合計

レシピ通りの使用量を入れるだけ。 調味料や油も忘れずに入れてください。ここを抜くと原価率が2〜3pt変わります。

ステップ4: 原価率を出す

原価率 = 1皿原価 ÷ 税抜売価 × 100

必ず税抜売価で計算してください。 税込で計算すると、原価率が実際より低く出てしまいます。

ステップ5: 売価と提供量を調整する

原価率だけでなく「1皿でいくら残るか(粗利)」も見ます。

粗利 = 税抜売価 - 1皿原価

原価率30%でも粗利が200円しかない商品と、原価率35%でも粗利が500円ある商品。 店に貢献しているのは後者です。

1品だけ実例(カレー)

  • 税抜売価: 900円
  • 1皿原価: 320円
原価率 = 320 ÷ 900 × 100 = 35.6%
粗利 = 900 - 320 = 580円

「原価率35.6%は高い?」——一概には言えません。 粗利580円が十分かどうかは、固定費との兼ね合いで決まります。

週10分ルーティン

  • 仕入れ上位10食材の単価だけ更新する
  • 売上上位3品の原価率を再計算する
  • 先週より悪化した商品だけ対処する
  • 値上げより先にロス(廃棄)を確認する

数字が苦手な人はこの順番で

  1. 定番3品の原価を出す
  2. 包材・調味料の抜けを埋める
  3. 税抜売価で再計算する
  4. 14日後にもう一度見直す

完璧を目指す必要はありません。 まず1品やってみると、「なるほど、こういうことか」と分かります。 そこから2品目、3品目と広げていけばいいんです。

関連ガイド


KitchenCostなら、食材を登録してレシピに入れるだけで原価率と粗利が自動計算されます。5ステップが2ステップで終わりますよ。

参考データ(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

原価計算は何から始めればいいですか?

売上上位3品だけで十分です。全メニューを一気にやると挫折します。主力商品から始めましょう。

難しい計算は必要ですか?

不要です。可食単価・1皿原価・原価率の3つが出せれば実務で十分使えます。

税込価格で計算してもいいですか?

原価率は税抜売価でそろえるとズレが減ります。仕入れも税抜で統一するのがおすすめです。

どれくらいの頻度で見直すべきですか?

最低でも月1回。食品値上げが続く時期は週1回が安全です。

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