「原価計算、エクセルでやりたいけど表が複雑すぎる」
この声、個人店の現場で本当によく聞きます。
検索でも 飲食店 原価計算 エクセル テンプレート 無料 がそのまま出てきます。
つまり、多くの店が「まず動く最小形」を探しています。
先に結論
- 最初は3列だけで十分です
- 売上上位3メニューだけ先に作ると続きます
原価率30%は目安であって、正解ではありません
3列テンプレート(この順で作る)
難しい言葉は使いません。
この3つだけ入れてください。
- 仕入れ金額(円)
- 実際に使える量(g, ml, 個)
- 1人前で使う量(g, ml, 個)
実際に使える量 は、
「捨てる分を引いた、ほんとうに使う量」です。
式は2つだけ
1単位あたり原価 = 仕入れ金額 ÷ 実際に使える量
1人前原価 = 1単位あたり原価 × 1人前で使う量
これで、メニューごとの原価が出ます。
次に売価と比べます。
原価率(%) = 1人前原価 ÷ 売価 × 100
5分の例(親子丼)
前提:
- 鶏もも肉 1,200円 / 2,000g(可食1,800g)
- 1杯で使う量 120g
- 売価 900円
1gあたり原価 = 1,200 ÷ 1,800 = 0.67円
1杯の鶏肉原価 = 0.67 × 120 = 80.4円
同じ計算を卵、玉ねぎ、だしに足していけば、
1杯の原価が見えます。
「原価率30%」で止まると危ない理由
Yahoo!知恵袋でも 飲食店 原価率 30% の相談は多いです。
でも30%は、どの店にも当てはまる答えではありません。
家賃、席数、人件費で正解は変わるからです。
まずは他店の数字より、自店の先週比を見た方が強いです。
2026年に週次管理が必要な背景
- 最低賃金の全国加重平均は1,121円(令和7年度)
- 飲食店の倒産は900件(2025年)
- 米の相対取引価格は玄米60kgあたり36,075円(令和7年12月)
コストが同時に動く時期は、
月1回より週1回の見直しが安全です。
まず今週やること(10分)
- 売上上位3メニューを選ぶ
- 3列テンプレートを作る
- 2つの式だけ入れる
- 原価率を出して、先週と比較
- 上がったメニューだけ原因を1つ書く
まとめ
エクセル原価計算は、最初から完璧な表を作らなくて大丈夫です。
3列と2つの式だけで、値付け判断に使える数字は出せます。
まずは3メニュー、ここから始めるのがいちばん実務的です。