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飲食店の閉店前値引き、どこまで下げる?(2026): 原価ラインで赤字を防ぐ方法

『閉店前セールで売り切りたいけど、利益が心配』小さな飲食店向け。値引き率の上限を原価計算で決める手順を、やさしく解説します。

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目次

「閉店前に値引きして、売り切るべきか。」 この判断、感覚だけでやると利益がぶれます。

先に3行

  • 値引きは便利ですが、下げすぎると赤字化します。
  • 先に「最低粗利ライン」を決めると迷いません。
  • 閉店前セールは、対象時間と対象商品を絞るのが基本です。

むずかしい言葉を先に

  • 実売価: 値引き後に実際に売れる価格。
  • 最低粗利ライン: これを下回ったらやらない、という基準金額。
  • 回収額: 廃棄せず販売したことで取り戻せた金額。

いま、なぜこのテーマが重要か(2026-02-17確認)

  • Google候補で 飲食店 閉店前 値引き飲食店 タイムセール 利益飲食店 値引き どこまで が出ます。
  • Yahoo!知恵袋では 飲食店 閉店前 値引き 検索で 約12件 のQ&Aが表示されます(2025年の質問あり)。
  • 飲食店 タイムセール 利益 検索でも継続的な質問が確認できます。
  • 帝国データバンク公表では、2025年の飲食店倒産は 900件(過去最多)
  • 同調査で、飲食店の価格転嫁率は 32.3%(全業種平均 39.4%)。
  • 2025年の飲食料品値上げは 2万609品目、最低賃金は 1,121円まで上昇。

材料高の時代は、 「売り切る」だけでなく「利益を残して売り切る」が必要です。

失敗しやすい3パターン

1. 一律で同じ値引き率にする

原価率の高い商品まで同率値引きすると、 赤字ラインを超えやすくなります。

2. 値引き後粗利を見ていない

売れた安心感だけで判断すると、 日次利益が想定より薄くなります。

3. 開始時間が早すぎる

通常価格で売れる時間帯まで値引きすると、 全体の粗利を押し下げます。

5分でできる計算

前提(1品あたり):

  • 通常売価: 900円
  • 原価: 420円
  • 決済・包装の追加コスト: 30円
  • 最低粗利ライン: 250円
値引き10%: 実売価 810円 / 粗利 = 810 - 420 - 30 = 360円
値引き20%: 実売価 720円 / 粗利 = 720 - 420 - 30 = 270円
値引き30%: 実売価 630円 / 粗利 = 630 - 420 - 30 = 180円

この例なら、 30%値引きは最低粗利ラインを下回るので、 やらない判断が安全です。

廃棄と比較するときの見方

閉店直前の判断では、 「廃棄より回収できるか」も見ます。

回収額 = 実売価 - 追加コスト

回収額がプラスでも、 最低粗利ラインを割る施策を常態化すると 利益体質が崩れやすいです。

すぐ使える運用ルール

  1. 商品ごとに最低粗利ラインを決める
  2. 値引き率の上限を商品ごとに設定する
  3. 開始時刻を閉店前30〜60分に限定する
  4. 14日だけ、値引き販売数と粗利を記録する
  5. 粗利が落ちる商品は対象外にする

全部を値引くより、 「売り切る商品だけ」を選ぶ方が安定します。

今日やること

  • 売れ筋3品の値引き後粗利を計算する
  • 最低粗利ラインを決める
  • 値引き率の上限を設定する
  • 閉店前の開始時刻を固定する
  • 14日比較の記録表を作る

まとめ

閉店前値引きは、 やるかやらないかではなく、 どこまで下げるかが勝負です。

原価ラインで上限を決めるだけで、 売り切りと利益の両立がしやすくなります。

参考リンク(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

閉店前の値引きは、何%までなら安全ですか?

固定の正解はありません。1品原価と最低粗利を先に決めると、店ごとの安全ラインが作れます。

値引きはした方が得ですか、廃棄した方が得ですか?

多くのケースで売り切りは有利ですが、値引きしすぎると利益を削ります。回収額と最低粗利の両方で判断するのが安全です。

毎日計算するのは大変です。

売れ筋3品だけ、閉店前の値引き率を週1回見直す運用なら続けやすいです。

値引きすると通常時間帯の売上に影響しませんか?

終了時刻が近い時間帯に限定し、対象商品を絞ると通常時間帯への影響を抑えやすいです。

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