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期末在庫で売上原価がズレていませんか? 月末30分で直す方法

会計ソフトの数字と体感が合わない飲食店向け。期末在庫のズレを直して、売上原価を現場感覚に合わせる手順をまとめました。

更新 2026年2月18日
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目次

「売上はあるのに、利益が思ったより残らない。」

会計ソフトの数字と体感が合わない——この違和感の原因、期末在庫のズレであることが多いです。

先に結論

  • 売上原価の式は簡単でも、期末在庫がズレると粗利判断がズレる
  • 月末30分で売上上位食材だけ棚卸しするだけでも精度は上がる
  • 完璧より毎月同じやり方で続けることが大事

用語をやさしく

  • 期末在庫: 月末時点で店に残っている食材や包材の金額
  • 売上原価: 売れた分に対応する原価。式は 期首在庫 + 当期仕入 - 期末在庫

なぜ今このテーマが急ぎなのか

  • 確定申告の受付: 2026年2月16日〜3月16日(国税庁)
  • 2025年の食品値上げ: 20,609品目
  • 2025年の飲食店倒産: 1,002件

仕入れ価格が大きく動く年ほど、期末在庫のズレは「小さな誤差」では済みません。

ズレが起きる3パターン

  1. 税込単価と税抜単価が混ざっている → 在庫金額が1割ズレる
  2. 食材は数えるが包材は数えない → コストの一部が抜け落ちる
  3. 棚卸し担当が毎月変わって基準がブレる → 月ごとの比較ができない

計算例で見る影響

項目正しい入力ミス
期首在庫220,000円220,000円
当期仕入1,180,000円1,180,000円
期末在庫260,000円200,000円
売上原価1,140,000円1,200,000円

期末在庫の6万円ミスが、そのまま売上原価の6万円差になります。 この差で値上げ判断や仕入れ判断を誤る店は少なくありません。

月末30分の直し方

10分: 対象を絞る

  • 売上上位メニューに使う食材5〜10点
  • 包材のうち金額が大きいもの2〜3点

10分: 単価をそろえる

  • 税込か税抜か、どちらかに統一
  • 直近の納品書で単価を更新

10分: 売上原価を再計算

売上原価 = 期首在庫 + 当期仕入 - 期末在庫

前月との差を見て、「仕入れ単価の上昇なのか」「在庫計上ミスなのか」を切り分けます。

チェックリスト

  • 期末在庫は金額で記録した
  • 食材だけでなく包材も対象に入れた
  • 税込/税抜の基準を統一した
  • 前月との差額をメモした

期末在庫は申告のためだけの作業ではありません。 来月の値付けと利益予測を外さないための土台です。 月末30分、上位食材だけ。それでも売上原価のズレはかなり減らせます。


レシピ原価がKitchenCostで出せていると、在庫金額の計算も楽になります。食材の単価が登録済みなので。

参考リンク(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

期末在庫を少し間違えるだけでも影響は大きいですか?

大きいです。6万円のズレがそのまま売上原価のズレになり、粗利判断も値上げ判断も狂います。

売上原価の式は何ですか?

期首在庫+当期仕入-期末在庫。式はシンプルですが、期末在庫の精度で結果が大きく変わります。

忙しくて棚卸しの時間が取れません

月末30分だけ確保して、売上上位メニューに使う食材から先に数えてください。それだけでも精度はかなり上がります。

難しい会計知識がなくても運用できますか?

できます。難しい勘定科目は使いません。現場で回せる手順に絞っています。

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