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キャッシュレス、やめるべき? 続けるべき? 手数料で赤字にしない判断式

「手数料で利益が消える」と悩む小さな飲食店向け。感覚ではなく数字で判断する方法と、続ける場合の価格調整手順をまとめました。

公開 2026年2月17日
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更新 2026年2月18日
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目次

「手数料で利益が消えてる気がする。もう現金だけにしたい。」

個人店からこの相談が増えています。気持ちは分かります。 でも、2024年のキャッシュレス決済比率は42.8%。 お客さんの4割以上が電子決済を使っている時代に、一律で止めるのはリスクが大きいかもしれません。

先に結論

  • 手数料の痛みは事実。でも一律停止は集客ダメージが大きいことがある
  • 判断は「手数料総額」と「来店減の粗利損失」の比較で決める
  • 続ける場合は、粗利が薄いメニューから価格を微調整する

まずこの2つを比べる

A: 月間手数料総額
B: キャッシュレス停止で減る粗利額 = 減少見込み客数 × 1人あたり粗利
  • A > B なら、停止の検討余地あり
  • A < B なら、停止より運用改善が有利

30秒でわかる例

  • 月商: 500万円
  • キャッシュレス比率: 55%
  • 実効手数料率: 2.8%
A = 500万 × 55% × 2.8% = 77,000円

停止して月60人減ると仮定。1人あたり粗利が1,500円なら:

B = 60 × 1,500 = 90,000円

この例では停止より継続のほうが損失が小さい計算です。 もちろん減少客数の見込みで結果は変わるので、3パターンくらい試算してみてください。

続ける場合に効く改善3つ

1) 決済比率を曜日・時間帯で分ける

平日ランチと週末夜で比率はかなり違います。 平均だけで判断すると的外れになりやすいです。

2) 粗利が薄いメニューだけ価格調整

全品一律で上げるより、原価率が高い商品だけ10〜30円調整するほうが反発が小さい。

3) 客単価を上げる導線を作る

トッピング、セット、ドリンク提案で手数料負担を吸収しやすくなります。

今週やること

  • 直近4週間の決済手段別売上を集計する
  • 月間手数料総額(A)を計算する
  • 停止時の粗利減少額(B)を3パターンで試算する
  • 粗利が薄い上位3品を抽出する
  • 価格調整またはセット導線の小テストを実施する

キャッシュレスは「賛成か反対か」の話ではなく、店の数字で決める運用の話です。 やめる前に、AとBを一度だけ出してみてください。感覚の迷いがかなり減りますよ。


メニューごとの粗利がKitchenCostで出せると、手数料を含めた採算判断が楽になります。

参考(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

手数料が高いなら、キャッシュレスをやめた方がいいですか?

一律でやめるのは危険です。手数料の削減額と、来店客が減った場合の粗利減少額を比べて判断してください。

何を計算すれば判断できますか?

月間の手数料総額(A)と、キャッシュレス停止で減る粗利額(B)。AとBを比べるだけです。

価格に手数料を乗せるのはアリですか?

可能です。全品一律より、粗利が薄いメニューから少しずつ調整するほうが受け入れられやすいです。

まず最初の一歩は?

直近4週間の決済比率と手数料額を出すこと。数字が出ると判断がすぐ決まります。

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