「手数料で利益が消える。現金のみに戻したい」 この相談は、2026年の小さな店で増えています。
Yahoo!知恵袋でも、 「飲食店が現金のみなのはなぜ?」という質問が続いています。 お客さん側の不満と、店側のコスト負担がぶつかるテーマです。
先に結論
- 現金のみは、手数料を減らせても来店減で逆転することがあります
- 判断は
手数料削減額と失う粗利の比較で行います - まずは全店切替ではなく、時間帯や曜日別で検証が安全です
2026年に迷いが増える理由
- 経済産業省: 2024年のキャッシュレス決済比率は42.8%
- 帝国データバンク: 2025年の飲食店倒産は900件(過去最多)
お客さんはキャッシュレスに慣れている一方、 店側は手数料負担が重くなっています。
判断式
現金化の効果 = 手数料削減額 - 失う粗利
失う粗利 = 減る客数 × 1人あたり粗利
1人あたり粗利 は、
売上から食材や包材などの変動費を引いた残りです。
かんたん例
- 月商 300万円
- キャッシュレス比率 60%
- 実効手数料率 2.7%
手数料削減額 = 300万 × 0.60 × 0.027 = 48,600円
現金化で月40人減る想定、1人あたり粗利1,400円なら
失う粗利 = 40 × 1,400 = 56,000円
この例では、現金化でむしろ不利になります。
よくある失敗
1) 手数料だけで判断する
来店減の影響を見ないと外しやすいです。
2) 全時間帯を同じにする
ランチと夜で決済比率はかなり違います。
3) 切替告知が遅い
会計時トラブルが増えやすくなります。
今週やること
- 直近4週間の決済手段別売上を集計
- 実効手数料率を算出
- 失う粗利を3パターンで試算
- 時間帯限定で運用テスト
- 2週間後に売上・粗利・クレームを比較
まとめ
現金のみへ戻す判断は、 感覚ではなく比較計算で決めるのが安全です。
1回数字を出すだけで、 迷いはかなり減ります。