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飲食店は現金のみへ戻すべき?(2026): キャッシュレス手数料の損得判断

手数料が重くて現金のみ運用に戻したい店向けに、損得を数字で判断する方法を解説。来店減リスクと手数料削減を同時に比べる実務ガイド。

公開 2026年2月17日
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目次

「手数料で利益が消える。現金のみに戻したい」 この相談は、2026年の小さな店で増えています。

Yahoo!知恵袋でも、 「飲食店が現金のみなのはなぜ?」という質問が続いています。 お客さん側の不満と、店側のコスト負担がぶつかるテーマです。

先に結論

  • 現金のみは、手数料を減らせても来店減で逆転することがあります
  • 判断は 手数料削減額失う粗利 の比較で行います
  • まずは全店切替ではなく、時間帯や曜日別で検証が安全です

2026年に迷いが増える理由

  • 経済産業省: 2024年のキャッシュレス決済比率は42.8%
  • 帝国データバンク: 2025年の飲食店倒産は900件(過去最多)

お客さんはキャッシュレスに慣れている一方、 店側は手数料負担が重くなっています。

判断式

現金化の効果 = 手数料削減額 - 失う粗利
失う粗利 = 減る客数 × 1人あたり粗利

1人あたり粗利 は、 売上から食材や包材などの変動費を引いた残りです。

かんたん例

  • 月商 300万円
  • キャッシュレス比率 60%
  • 実効手数料率 2.7%
手数料削減額 = 300万 × 0.60 × 0.027 = 48,600円

現金化で月40人減る想定、1人あたり粗利1,400円なら

失う粗利 = 40 × 1,400 = 56,000円

この例では、現金化でむしろ不利になります。

よくある失敗

1) 手数料だけで判断する

来店減の影響を見ないと外しやすいです。

2) 全時間帯を同じにする

ランチと夜で決済比率はかなり違います。

3) 切替告知が遅い

会計時トラブルが増えやすくなります。

今週やること

  • 直近4週間の決済手段別売上を集計
  • 実効手数料率を算出
  • 失う粗利を3パターンで試算
  • 時間帯限定で運用テスト
  • 2週間後に売上・粗利・クレームを比較

まとめ

現金のみへ戻す判断は、 感覚ではなく比較計算で決めるのが安全です。

1回数字を出すだけで、 迷いはかなり減ります。

参考(確認日: 2026-02-17)

よくある質問

手数料が高いなら現金のみに戻すべきですか?

一律で戻すのは危険です。手数料削減額と、来店減で失う粗利を比べて判断するのが安全です。

何を計算すればよいですか?

月間の手数料総額と、現金化で減る見込み客数から失う粗利額を計算します。

現金のみでも集客できますか?

可能ですが、立地と客層の影響が大きいです。まずピーク帯の決済比率を確認してください。

まず最初の一歩は?

直近4週間の決済手段別売上を集計し、手数料率を実効値で出すことです。

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