損益分岐点は月末チェックだと遅れます。週次で見ると、赤字週をその場で止められます。
まず結論
- 損益分岐点(利益がゼロになる売上ライン)は、週次で更新します。
- 限界利益率(売上から変動費を引いた残り率)が下がった週は、値引きと人員配置を同時に見直します。
- 1品原価より、週全体の「固定費を回収できるか」を先に確認します。
背景データ(日付: 2026年2月17日確認)
- 2025年の飲食店倒産は900件(帝国データバンク、2026年1月13日公表)。
- 2025年の食品値上げは20,609品目(帝国データバンク、2025年11月28日公表)。
- 最低賃金は全国加重平均1,121円(厚生労働省、2025年8月28日公表)。
- 価格転嫁率は53.5%(中小企業庁、2025年11月28日公表)。
- CPIで食料は2025年平均+6.8%(総務省統計局、確認日: 2026年2月17日)。
計算例
週次で見る基本形です。
週売上: 1,400,000円
週変動費: 770,000円
週固定費: 540,000円
限界利益率 = (1,400,000 - 770,000) ÷ 1,400,000 = 45.0%
損益分岐点売上 = 540,000 ÷ 0.45 = 1,200,000円
この週の実売上は1,400,000円なので、損益分岐点を200,000円上回っています。翌週に割引を増やすなら、まず限界利益率が何ポイント下がるかを先に試算します。
今日の実行項目
- 先週の売上・変動費・固定費を1枚にまとめる
- 限界利益率と損益分岐点売上を手計算で出す
- 週次会議で「分岐点との差額」を固定報告にする
- 差額が小さい週は、値引きとシフトを同日に調整する